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2017年12月 8日 (金)

アニポケSM感想:急げ! ルザミーネ救出大作戦!!

53話
「急げ! ルザミーネ救出大作戦!!」
脚本:冨岡淳広
コンテ:浅田裕二
演出:小柴純弥
作画監督:伊藤典子 矢田木瀧

-未知の世界へ-

ソルガレオの力を借りて一行はウルトラホールを抜けてウツロイドのいる世界へ。
この世界がゲームで見た時も不気味でしたがアニメでもその感想は同じです。
暗いしウツロイドがうようよと漂っているし怖い。

しかしスイレン曰く宝石のような結晶が綺麗だと、マーマネは未知の結晶に興味津々で恐怖以外の感覚も描かれたのが良かったです。
未知の世界と未知の生物、もちろん怖さもあるけど初めて見るものへの興味や好奇心も同時にあるわけだからね。
その未知の存在への夢を、その興味や好奇心を子供の頃からずっと抱き続けてきたルザミーネだからこそ、その思いを暴走させてしまうのも納得です。


-助け合いながら進む-

逃げるルザミーネを追う一行を阻むポケモンたち。
そのポケモンの相手を仲間達が引き受けサトシとリーリエを先へ進ませる。
少年漫画的な展開ですね。こういうの好きです。
ルザミーネ救出という目的のためにみんな率先してバトルを引き受けていて、助け合い・支え合いが自然と出来るのが本当に素敵だなと思います。

バトル慣れしてるカキとグラジオが戦うのは分かるとして、本来バトルは不得手のはずのマオ・スイレン・マーマネも戦っているのが良いですね。
オーラを纏って凶暴になってるポケモンを前にして一歩も引こうとしてない。
これまで様々な経験を積んだこと、カントーの課外授業でバトルをして学んだことなど、経験が彼らの心を強くしてるのだと思います。
みんな本当に強くなってるなあとしみじみ。

そんな熱い展開の中でドレディアの甘い香りに誘われていつもの調子のモクローに笑いを禁じえないです。
本当マイペースなんだから。それがいいところなんだけどね。


-待ってくれる人たち-

日輪の祭壇ではバーネット博士が準備した装置でウルトラホールにマーカーを打ち込み子供達が帰ってこれるように準備をしていました。
ククイ博士もバーネット博士もただ待つことしか出来ない、でも待てるということは子供達が帰って来ると信じてるということでもあると思います。
未知の世界へ飛び込むという大変な事をしていても子供達を信じて待っていられるのが大人だなあと思います。

Cパートでは2人がちょっといい雰囲気になってるのが見られてニヤニヤしてました。


キテルグマも待つ。
何を考えてるのか分かりませんが、この場にいても出来ることが無いロケット団を帰らせないのはやはり今回の出来事を最後まで見届けさせるためなんでしょうか。


-玩具を手に入れた子供-

ウツロイドに取りこまれたルザミーネは近づいてくるサトシやリーリエたちを拒絶し逃げ続ける。
グラジオ曰く欲しかった玩具をやっと手に入れたのにそれを取り上げる嫌な奴に思われてるとの事。
この説明が的確で分かりやすく、尚且つぞっとする言葉でした。

ウルトラビーストに会いたいとずっと抱き続けてきた夢が叶かったことがルザミーネを子供に回帰させて、大切な家族であるはずのリーリエやグラジオの事も分からなくなって拒絶してるのだから。
ウツロイドに取り込まれて抱いてた思いが暴走してるということもあるんでしょうけど、それでも夢を叶えることが大切な家族との繋がりを壊そうとしてるのが恐ろしいです。
夢を抱き続ける事が良い事ばかりじゃないと、夢を持つ事による負の面を描いてるように思えました。


結晶の世界で自分の望むもの以外を拒絶する、このシチュエーションは劇場版「結晶塔の帝王」を思い出します。
あの映画では幼い女の子が近づこうとするものを拒絶してたので、ルザミーネが子供に回帰してるのはオマージュなのかなあと思いました。


-大好きよ-

行く手を阻む最後の砦となるピクシーはリーリエが相手をする。
何故リーリエを先に進ませずここで残るのか一瞬疑問に思いましたが、バトルではないリーリエなりの戦い方を見て合点がいきました。

リーリエはまだ進化する前のピィだった時から共に過ごした日々を回想しその思い出の象徴であるピッピ人形を見せてピクシーの心を取り戻そうとする。
44話ではピッピの姿のままが良かったのにルザミーネに勝手に進化させられたと怒っていましたが、ピクシーになってからの思い出もリーリエは大事にしていて次回予告のナレーションでも語っていたようにピクシーの良さを理解し受け入れていたんですね。
大好きと言って抱きしめるのはありのままを受け入れ認めてるからこそ出てくる言葉と行動で、ポケモンに触れなかったリーリエがここまで出来るようになったのが感慨深く彼女にしか出来ない戦い方を納得行く形で見せてくれたのが素晴らしかったです。


どんな姿になってもありのままを受け入れ認める。
それは本来ならルザミーネがリーリエに対してやってあげるべきことだったはず。
リーリエへの思いはあっても何度も赤ちゃんと呼ぶ事があったのはリーリエのありのままをちゃんと認めてないように思えました。
親として本来やるべきことができずに今回子供へ回帰したルザミーネと、子供でありながら親がやってあげるべき役割をピクシーに対して果しているリーリエ、何とも皮肉な展開です。

ルザミーネがリーリエのありのままに気付いて大好きと言ってあげられるのか、次回要注目です。

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