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2017年7月22日 (土)

アニポケSM感想:炎のバトル! ガラガラあらわる!!

34話
「炎のバトル! ガラガラあらわる!!」
脚本:面出明美
コンテ:樋口香里
演出:サトウ光敏
作画監督:石川てつや


-伝統の祭り-

今回の授業はアーカラ島伝統の祭りに参加するというもの。
冠を被ったポケモンは強くなれるそうで、その力に肖ろうと他の地方から来る人もいるのだとか。
冒頭からアローラ地方に生息してないポケモンの姿がちらちらと映っていましたが、その理由も祭りの内容と合わせて説明になってるのが良いですね。

冠が本当にポケモンを強くするわけでもないんでしょうけど、現実のお祭りだって何かいいことがあると期待して参加しちゃうものだろうし、それはポケモン世界でも変わらないんだろうなと思いました。


-カキの祖父-

カキの祖父がしまキングだったことは以前語られましたが、この祭りでも大事な役目を務めててカキはいつか祖父から冠を被せてもらう事を夢見てたことが新たに語られました。
祭りの説明の流れでさらりと語られましたけど尊敬する人と叶えたかった夢が叶えられなかったんだから、カキの祖父がいなくなった時の悲しみは計り知れなかっただろうなと思う。

でもククイ博士が言ったようにバグガメスを連れてこの祭りに参加してるカキの姿をきっと喜んでくれているだろうし、夢は叶わなかったけど成長した立派な姿を見せることはできている。
悲しいことはあったけど残された者は前に進んでいける。
ムーランドとニャビーの件もそうだったように悲しいだけで終わりじゃないというドラマをまた見せてくれたのが良かったですね。


-挫折と再起-

祭りに乱入し冠を奪っていったガラガラ。
奪還しようとバトルを挑むカキだけどガラガラの素早さに翻弄され負けてしまう。
早々にZワザを使ったのを見て、必殺技をすぐ使っちゃうのは敗北フラグだと思ったらやっぱり。

後ほど本人の口からも語られたようにやはり焦りがあっての敗北。
前述した祖父への思いも関わる大事な物なんだから焦りが出るのも当然です。
大事な物を守ってカキの強さを見せるどころかカキが自分の未熟さを思い知るという、予告を見た時はこんな試練を課せられる話になるとは思わなくて驚きました。

悔しい思いはしたけれどそこで立ち止まらず前に進もうとするカキが凄いしその気持ちに応えて新しい技も覚えたバグガメスの熱さにも感動。
サトシの励ましと協力があったとはいえ、誰かに言われる前に自分の未熟さ噛み締めて顔を上げて気持ちを切り替えられるカキは強い心を持ってるなと思いました。


-サトシの応援-

カキは自分の目標をなれるかどうか分からないと言うがサトシは夢はでっかいほうがいいと応える。
ここで素直に人の夢を応援できるのがサトシのいいところだなあと思います。

特訓に付き合い守ってばかりじゃ勝てないと言って、それはサトシが攻撃を主体にした戦い方が性にあってるからなんだけど、結果としてそれがカキとバグガメスの文字通り殻を破る新しい戦い方を見つけることに繋がるんだから凄いなあと。

素直に人の夢を応援し自分自身は素直に振舞ってるだけなのに、それが仲間を助ける事になる。
サトシが意図してるわけでもないのにいい影響が広がっている、凄い少年だなあと改めて思います。


-万能ではない力-

ガラガラが冠を奪った時ライチがなだめれば、これまでポケモンたち相手に見せてた包容力があればすぐに解決したんじゃないかと最初は思いました。
でもガラガラが冠を欲した理由が強さを求めていたからだったと最後に明らかになったのを考えると、怒りや不安を抱いてたわけではなくがむしゃらに強さを求めてるガラガラにはライチが優しく接したとしても止められなかったんじゃないかなあと思いました。

おそらくカキが名乗り出なければライチもバトルでガラガラを止める手段に出たんじゃないかな。
ライチの不思議な力も万能ではない、しまクイーンとて何でもすぐに解決できるわけじゃないと描いていたのは良かったと思います。


-殻を破って-

ガラガラにリベンジを挑むカキとバグガメスが取った戦法は、文字通り”からをやぶる”ものでした。
防御を主体としたこれまでの戦い方とは違い防御を捨てて攻撃に転じる技を使ったもので、技の名前とかけてカキとバグガメスが己の殻を破って前進する姿を見せたのが上手かったです。

そして一度は失敗したZワザを今度こそ決めての勝利。
1話と同じ映像の使い回しだけど、カキが己を見つめ直すドラマがあったので既に見た映像でも凄くカッコよく映りました。


-新たな仲間-

バトルを終えて大人しく冠を返したガラガラ。
もっと強くなりたいという気持ちを知ったカキは仲間に加えるが、ボールから出た途端に自分を負かしたバクガメスを狙うというとてつもない負けず嫌い。
冠を返してのは潔いと思ったのに直後にこれですか。ギャップに驚くのと同時にまた凄い個性的な仲間が増えちゃったなあと。

Cパートでも隙あらばバグガメスを攻撃する姿が見られて、この性格を思えば前述したライチの包容力が意味を成さないという考察も裏づけになるかなあと。


予想もしてなかったカキとカキの祖父にまつわる話と挫折と再起、そして新たな仲間。蓋を開けるまで何が見れるか分からないのが面白かったですね。
原作ゲーム以上に自重しないやまおとこ、何人も出てきて嫌でも笑わせようとしてるのはスタッフの確信犯でしょうね。悔しいけど笑っちゃった。
その笑いも、カキの祖父が亡くなってることに改めて触れてる今回の雰囲気が暗くなりすぎないための清涼剤だったのかもしれませんけどね。

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