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2017年6月30日 (金)

アニポケSM感想:お宝発見! ムーランドサーチ!!

32話
「お宝発見! ムーランドサーチ!!」
脚本:米村正二
コンテ:飯島正勝
演出:牧野吉高
作画監督:篠原隆

-宝探し-

アーカラ島の最初の授業はムーランドと一緒に宝探しをするというもの。
原作ゲームでもムーランドに乗って道具を探す事が出来るので原作の要素を上手く取り入れてますね。

今回見つけられたかけらとかキノコ等もゲームに出てくるものでそれ程珍しい道具でもないんですが、点数を付けて競うという催しがワクワクしたし見慣れたものでも新しい楽しみを作り出せるんだから上手いなあと思いました。


-忘れられない重さ-

相棒となるムーランドを生徒たちが選んでいる中、サトシを気に入って飛びついてきた子がいました。
ムーランドに圧し掛かられてサトシはニャビーと共に居たあのムーランドの事を思い出す。

ムーランドが出てくるならあのムーランドの事に触れないわけにはいかないだろうと思いましたが、体重という点で回想するとはまた厳しいなと。
あのムーランドは体重が減っていてサトシはそれを直に感じていて、それはあのムーランドに死が近づいていた事を直に突きつける感覚だったはず。
それを今回サトシに飛びついたムーランドの重さで思い出させるんだから、楽しい授業の中でとんでもなく厳しい事を描いてるように思えました。

サトシはニャビーが今元気にしてるから安心してくれと天国のムーランドに言葉を送る。
あのムーランドに代わってニャビーの傍に居ることがとても大事な事だとサトシが噛み締めてると思えるシーンでした。


なのに、その直後にズボンを引っ張られてパンツ姿を晒すというギャグで静かだった空気が吹き飛んでしまいました。
暗くなりすぎないようにベタなギャグで空気を変えるというのも良いバランスだったと思います。


-個性色々-

ムーランドに付けられてる鞍は、マオが選んだ子は緑でカキが選んだ子は赤といったように生徒達に合わせた色になっていました。
キャラと色を統一したいというメタ的な事情もあれば同じポケモンでもそれぞれ違うという表れでもあったんでしょうね。
マオが選んだ子は食べ物ばかり見つけてサトシが選んだ子は人懐っこくてと、宝探しという特技は一緒でも性格はそれぞれ。

そして生徒達も宝の探し方はそれぞれで、マオは宝よりも食材がたくさん見つけられたことに喜び、カキは地元の島ということで地層を理解して化石を見つけて、マーマネは隕石の落下地点からほしのかけらのある場所を分析した。

ムーランドも生徒達もそれぞれ個性があって、それぞれにしか見つけられない宝があるというのが良かったです。
結果発表では点数を付けて順位が決まってはいたけど、ライチがそれぞれ見つけてきた物を褒めていたので、宝見つけてきたことそのものが大事でそこに優劣はないんだろうなと思いました。


-勇気が宝-

みんなが宝探しをする間、リーリエはムーランドに乗るため自分の恐怖と戦っていた。
一日中怯えてて一人だけみんなと同じ事が出来ずに仲間はずれの状態だけど、それを生徒達も先生もおかしな事とは思わずありのままに受け入れてくれてる。
そしてやっとムーランドに乗れるようになったリーリエの姿を見てみんな喜んでくれたしククイ博士はそれがリーリエの宝だと粋な事を言ってくれる。
今に始まった事じゃないけど本当に優しくて素敵な仲間達だなあと思います。

ライチは前回生徒達のポケモン全員のことを聞いていたみたいだしおそらくシロンの話と一緒にリーリエの事情だって知っていたでしょう。
今回の宝探しを企画してもリーリエだけ参加できないことは十分予測できていたはずで、それでもこの授業をひらいたのはリーリエが勇気を振り絞ってくれる事を期待していたんでしょう。

そしてククイ博士が言ったようにムーランドに乗れたことがリーリエの宝になった。
先ほども書いたように宝を見つけることが大事で、リーリエは勇気という宝が、点数はつかないけど大事なものを見つけられたということなのかなと思いました。


-信じる心-

スイレンが選んだムーランドは言うことを聞いてくれず素直に背中に乗せてくれない気難しい子だった。
そんなムーランドだけど目が澄んでるとスイレンは言い、このムーランドが根はいい子だと感じて信じてみようと思ったんじゃないかな。
振り落とされてももう一度乗ろうとしたりなかなか宝を見つけてくれなくてもムーランドを見放そうとはしなかったのは、きっと信じていればこの子は心を開いてくれる思って諦めたくなかったからなんじゃないかなと。

ダストダスに攻撃されてる時もスイレンはムーランドを守ろうとして、信じ続けてくれた上に守ろうとしてくれたスイレンの思いはムーランドに届き、だからこそダストダスを追い払いZリングの原石も見つけてくれたのかなと。

最後に見つけたZリングの原石は偶然見つけたものじゃなく、もしかしてこのムーランドはずっと在り処を知ってて、自分を信じてくれる人に見つけて欲しいと思ってたんじゃないかなと想像してみる。


Zワザは人とポケモンの絆があってこそ生まれる力でZリングはその発動に必要な道具。
信じる心を持ち続けた末にZリングの入手に近づいたと考えれば、この宝探しはスイレンにとってZワザ習得のための試練だったとも言えるんじゃないかな。


以前授業でZワザのポーズを練習してる様子はあったけど、まさかサトシの次にZリングを手に入れるのがスイレンで今回で王手がかかるとは全く想像してなかったので驚きでした。
こうなると他の生徒達のにもZリングを手に入れるドラマがあるのか期待したくなるんですが、さてどうなることやら。


最後に、

サトシが集めたかけらの点数が合計で20点って、今年でアニメ20周年に掛けてますよね。
こういう小ネタも仕込んでくれるのが楽しくて仕方ないです。

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