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2017年5月12日 (金)

アニポケSM感想:さよならマーマネ!

26話
「さよならマーマネ!」
脚本:米村正二
コンテ:尼野浩正
演出:仲野良
作画監督:志村泉 香月麻衣子

-マーマネの悲劇-

今回のポケもんだいはマーマネに起こる悲劇は何かというもの。
予告を見てれば答えが分かりきっちゃってて全然問題になってないような。

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選択肢にあるトゲデマルの家出っていつか本当にやってもおかしくないネタだなあと思いました。
友達と別れるのと同じくポケモンとの別れだって悲しい事なので、また悲劇を描く話があれば家出という形ではなくてもポケモンと離れる事になる話はやってもおかしくないかなあと思いました。


-別れたくない友達-

引越しと言う言葉を親から聞いて学校のみんなと別れることになると思って慌てるマーマネ。
自分一人でも家に残れないかとコンピューターで計算して家事が全然自分にはできないから無理と即結論が出るテンポの早さに思わず笑ってしまった。

すぐに無理だと結論は出たけど、自分一人だけでも生活できると少しでも考えて友達と別れることを一番恐れているところが、子供らしい年相応の考え方だなあと思いました。
子供だけで生活なんか出来るわけがないし友達と一緒でも親と離れたら寂しくなるのにそういう可能性を考えずに友達と一緒にいたいというのが第一に考えるのが子供らしい考え方だなと。

とは言え、離れるのが恐ろしく思えるほど学校の仲間たちがマーマネにとってとても大事な友達だということがこの慌てぶりからよく分かるようになってたと思います。


-勘違いの始まりと連鎖-

引越しは家を修理する間だけ近くの家に一時的に移るだけというのが真相で、当事者の勘違いで騒ぎが大きくなるというよくある展開。そんなことだろうとは思いましたけどね。

授業中にククイ博士が何も言ってこない事を引越しの事を知ってて気を使ってくれてるんだと勘違い。
本当に転校する事になるならまず先生から話があるはずですが、何も言ってこない事も勘違いを誘発してるのは上手いなと思いました。

そもそもマーマネのパパとママの口ぶりだと引越しのことは既に話していたようなのにマーマネが全然意識して無かったのが勘違いの元。
離れの研究室に篭って家の状況を知らなかったり家の事を話しててもろくに聞いて無いのも無理ないので、この勘違いは起こるべくして起こったとも言えるかも。

そして博士の対応を勝手に勘違いしてさらにややこしくなると。
よくある展開と書きましたけど上手くできてる構成だと思います。


-優しさがあるからこそ-

引越しの事を話したら皆しんみりしちゃうだろうと言い出せなかったマーマネだが、そのマーマネの様子がおかしいと皆に気付かれ、引越しの事を聞いても明るく振舞ってくれた。
マーマネの予想を超えた優しい対応、これだけでも本当にいい友達なんだと思えます。

カキとスイレンはそれぞれの秘密の場所に連れて行き思い出を作ってくれてマオはパーティーの準備を仕切って盛り上げようとしてサトシはポケモンを探しに行ってリーリエは転校してきて最初に接してくれたことへの感謝の言葉を、それぞれにマーマネへの思いを伝えようとしてるのが素敵だなあ。
皆本当に優しいよ。


でもその優しさがあるからこそ、勘違いに気付いたマーマネが真相を話したら皆の優しさを裏切る事になってしまうと言い出しづらくなってしまったんだろうなと。
引越しの事を話すのも勘違いだったと真実を話すのも、皆の事を思うからこそ言えなくて、マーマネもまた皆を思う優しさがあり、互いに思いあってるからこそのすれ違いで騒ぎが大きくなってしまった。

パーティーが盛り上がっちゃってサトシからのプレゼントのデンヂムシをゲットして皆からの思いをたくさん受け止めたマーマネが涙し、ついに本当のことを打ち明ける。
皆に嫌われると思って言い出せなかったけど、転校の事を話したらしんみりするという予想が覆ったように勘違いを正直に打ち明けても皆は嫌うどころか一緒に居られることを喜んでくれた。


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マーマネが友達を大事に思う心が描かれ、マーマネの予想を覆す仲間達の優しさで暖かな空気になって、本当に素晴らしい友達に恵まれてるんだなと思いました。


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勘違いによる騒動というコメディではあるんだけどその根底にあるのは友達への思いと優しさというのが今回の肝であり素晴らしいところだと思います。
困難に一緒に立ち向かったり協力して何かを成し遂げる話でも絆を描く事はできますが、コメディの中でも絆を見せられるのが凄い。


-伝え方はそれぞれ-

冒頭マーマネが研究室で作っていたトゲデマルのCG、これがトゲデマルに状況を説明するために、トゲデマルが転校やお別れと聞いても話が飲み込めず映像で見ることでやっと理解するというのが良かった。
バトルや普段のコミュニケーションを見てるとポケモンは人間の言葉を理解してくれると思いがちだけど、引越しやら転校やら人間の生活の事を聞いたってポケモンには本来関係ないことなんだから理解できない描写を入れてきたのは良かったと思います。

もう一つポケもんだい答え合わせのCパートで。
ゲットしたデンヂムシに走るようにマーマネが指示するけど動かなくて、出発進行と言ったら理解してくれたようで走り出したのも興味深い。
デンヂムシが電車みたいな見た目である事に掛けた出発進行という指示も面白いし、トゲデマルと同じく何でも人の言葉を理解するわけじゃないと共通した描写になってるようでよかった。


-お帰り米村さん-

今回はXY&Z特別編以来となる米村さんの脚本でした。
正直な事を言うと個人的にはデジャブで、米村さんスマイルプリキュア!で同じような話書いてましたよねという思いで見ていました。
ぶっちゃければネタの使い回し、捻りがなく意外性がなかったという思いもあります。

でもスマイルプリキュア!の類似エピソードもコメディでありながら根本には仲間の絆が描かれ温かい結末になった大好きな話なので、同じネタであってもアニポケで温かい話が見れたのは嬉しかった。
絆を見せるということにおいては米村さん流石の手腕だなあと、アニポケ復帰1回目にして凄くいいものが見られて大満足です。


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コメント

先週の予告の時点で「本当に別れるわけがないだろうしギャグなオチになるのかな~」と思いながら見ていたので、予想外にみんなの暖かい反応が見られて泣きそうになっちゃいましたweepほんといいクラスメイトたちだなあ…こういったじんわりと泣けてくるお話いいですねぇhappy02転校ネタが書けるのも今シリーズならではで面白いです~
サトシが服をもってマーマネのプレゼントに悩んでいるシーンで思いましたが、サトシも色々な服を着てオシャレを楽しんでるのですねぇconfident以前の回ではニャビー柄のシャツを着ていたりもしたなあ…こういった何気ない描写も楽しい…
余談ですが、Twitterにてマーマネ役の武隈史子さんが今回のお話をもとにイラストを描いてらっしゃっていて感動しちゃいましたconfident演じている方もマーマネに愛着をもっていてこの作品を楽しんでいるのかな~と思うととてもうれしいです!!!!

来週はついにあの子のお兄さん登場、どんなキャラになってるのか…とても楽しみです!!

投稿: マグカルロス | 2017年5月12日 (金) 22時27分

コメント返信:マグカルロスさん

この手の話は本当に転校するわけはないというところまでは予想がつきますが、温かな心が描かれるのは予告じゃ分からないので驚きと感動を味わえる、蓋を開けてみないと分からない面白さがあると思います。
本当に皆いい友達で温かい心だなとしみじみと感じます。


そうえいばサトシが着替えるところが何度かあるのも定住する場所がある今作だからこそですね。
今までは服のことは疎そうでしたがこれからは色んな服を持ってるところを見られそうですね。

武隈さんはマーマネというキャラを本当に大事にしてるんだなとTwitterのつぶやきからうかがえますね。
キャラへの愛着が今作の温かい雰囲気にも少なからず表れてるんじゃないかなと思います。

投稿: んがよぺ | 2017年5月14日 (日) 11時23分

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