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2017年2月10日 (金)

アニポケSM感想:勇気の結晶、リーリエとロコン!

14話
「勇気の結晶、リーリエとロコン!」
脚本:面出明美
コンテ:尼野浩正
演出:鈴木龍太郎
作画監督:安田周平 香月麻衣子


-見透かされてるポケもんだい-

リーリエが2度目の担当となる今回のポケもんだいは、生まれたロコンにつけた名前をあてるというもの。
前回を見てればすぐ答えが分かってしまうものでしたが、Cパートの答え合わせで前回を見てれば簡単とリーリエが喋ってたのは予想外でした。
この企画自体がメタ的に視聴者に語りかけてるものですけど、視聴者が何を思うか想定して構成されてるのが、こっちの考えが見透かされてるのが悔しいなあと思いつつもよく考えて作られてるなあとも思いました。


-誕生2つの命-

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シロンに続きもう一つの卵からもロコンが生まれ、こちらはこれまでのシリーズで見かけた馴染みの姿。
サトシがよく知ってると反応するのもニヤリとする演出でした。
ロトムの解説、さらにサトシが氷と炎のワザを身を持って受けたことで通常の姿とリージョンフォームの違いが視覚的にも分かりやすく演出されたのが良かったです。

炎タイプのロコンは人懐こくって他のポケモンともすぐ馴染み、シロンのほうはリーリエ以外には懐こうとしない。
タイプや姿の違いだけでなく性格も違うと表してるもの良い。

同じ日に同じ場所で生まれたからといって性格まで同じではない。
人間だってたとえば双子でも同じ性格・同じ人間になるわけじゃないように、ポケモンだって同じ種の中でも違いがあることを見せているのが、ポケモンも生き物でありそれぞれが一つしかない大事な命なんだと表しているように思えました。


-トレーナーになる喜びと触れない苦しみ-

シロンのトレーナーになるならと満場一致でリーリエがゲットする事に決まった。
ボールの投げ方がオーバーで明後日の方向に飛んでいくのが、トレーナーになる事への緊張と嬉しさを表してるように思えた。

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そしてシロンが自らボールに収まる様子を見て目が潤んでいるリーリエ。
これも彼女のこの上ない喜びを表してて良かったです。


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こんなに喜びに溢れててシロンに触れたいという気持ちもあるのにまだそれは叶わないというのが本当に心苦しい。
どうすれば皆のようにポケモンと付き合えるか。その問いにサトシはただ友達になりたいだけとシンプル且つサトシらしい答えを出す。
そのシンプルなことが今一番リーリエには難しいんだと逆説的に表してるようでまた辛いなあと。


-シロンを知りたい-

一度は落ち込んだけど、触れなくてもシロンのことを知りたいと一緒に歩き始めるリーリエ。
マラサダを食べさせて味の好みを知っておこうと出来る事からシロンにアプローチしている。

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ククイ博士がどんなトレーナーになりたいかは自分自身で見つけていくしかないと言ってましたが、リーリエなりにその言葉に応えて出来る事を探っているんだろうなと。
落ち込んだままで立ち止まらず、文字通り自分の足で歩き始めてトレーナーになれるよう努力する。
まだまだ先は長いだろうけど立ち止まらない姿勢はとても立派でした。


-頼もしいお節介-

サトシを引き連れてリーリエの後を付けるマオ。これまでどおりリーリエを気にかける様子が今回も見られました。
お節介焼きだと自虐のように言ってましたが、サトシを連れてきた事が結果としてリーリエのピンチを救う事になったんだからマオの選択は無駄じゃなかった。

リーリエにもポケモンと楽しく過ごしてほしい。
お節介に思えてもその根底にあるのは純粋にリーリエを思ってのこと。
そこまでリーリエを思うようになったきっかけ、2人の出会いがどんなものだったかいつか描いてくれるのかどうか。これからの話がますます気になりますね。


-シロンを守るため-

ロケット団から逃げるためにシロンにワザを使って足元を凍らせるよう指示したリーリエ。
シロンに触れずとも、その能力を把握し的確な指示を出せるところが彼女の頭の良さと、シロンを守るために今出来る事を精一杯やってると表してるようで良かったです。

生まれたばかりのシロンとトレーナーに成り立てのリーリエではロケット団を完全に退けるには至らずどんどん追い詰められていく。
そして攻撃を受けて吹き飛ばされるシロンを見て思わず飛び出し抱きしめるリーリエ。
タマゴがヤトウモリに狙われた時と同じように咄嗟の行動によって触れることになりましたが、この咄嗟の行動ができるところはやはりリーリエの根底にはポケモンが好きで大事に思う気持ちがあるんだなと思えました。
タマゴの時に続き荒療治にはなりましが、守りたいという気持ちがリーリエの殻を一つ破る事になったのは良かったです。

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-嬉しいけど苦しい-

前回パンケーキ食べ放題を逃してマラサダのやけ食いに走ってたムサシ。
基地にもマラサダを持ち帰りまた食べるのかと思ったらキテルグマへのお土産だった。

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それを受け取ったキテルグマの表情が何を思ってるのか全然分からなくて、たぶん喜んでるとニャースは分析するが、抱きしめられたムサシは今にも昇天しそうな苦しみを味わってて、あまりにもシュールな光景に苦笑い。

前回キテルグマにレースを邪魔されてパンケーキ食べ放題を逃したのに、そのキテルグマにお土産を用意してるなんてムサシいいところあるじゃないと感動する余韻に浸る暇も無くキテルグマの苦しすぎるハグ。
何をしたいか何を考えてるか分からない、それ故に無理矢理オチをつけてしまうキテルグマの存在感はやっぱりとんでもないです。


-言う事を聞けない子と聞ける子-

ロケット団に付き添って町に出てるミミッキュですが画面を何度も横切ってふらふらしてる様子が面白い。
シロンを狙うにしても言う事を聞きませんが、ピカチュウが現われると途端にオーラを纏い殺気がみなぎってるテンションの違いも面白かった。
そしてムサシが買ってきたマラサダをこっそり食べる時、覆いかぶさるようにして皮の中で本体が食べてる様子が不気味。
こっちも何をしてくれるか分からず、ロケット団にはどうにも出来ないなあと思って。

そうするとコジロウが苦しんでても言う事を聞いてくれるヒドイデのなんと分かり易いことよ。
既にコジロウが毒に慣れ始めてるようで、一旦顔が青ざめてもすぐに指示を出せていたので上手くやっていけそうだなあと。


-一歩前進-

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最初はリーリエ以外を拒絶してたシロンですが、次の日の登校では他のポケモンたちにも挨拶をしていた。
リーリエが殻を破ってシロンに触れたようにシロンも1歩みんなに歩み寄ったということでしょうか。
あるいは、タマゴの時から課外授業にも連れて行って貰って外の世界の様子は感じ取っていたはずなので、みんなに会えるのを心待ちにしていたけど素直にその気持ちを表せなくて、リーリエが触れてくれて安心出来てことでやっと自分の気持ちを表せるようになったのかな、なんて考えてみました。

シロンには触れたリーリエでしたがまだ他のポケモンは無理なようで。
リーリエがポケモンに触れない秘密と絡めるためのシリーズ構成の都合もおそらくあるんでしょうけど、一気に全部解決せず少しずつ努力していく方が良いと思うのでこの結末は納得できるものでした。

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まずは自分のパートナーとの触れあいから。
リーリエにとってもシロンにとっても小さいけど意味のある一歩が踏み出せた回だったと思いました。


最後に、脚本を担当した面出さんのツイートを。

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https://twitter.com/omodeakemi/status/829716525053464580

シロンという名前は作劇上の都合でつける必要があったもののようですが、結果リーリエからロコンへの思いを表すものとなっているのは良かったと思います。
せっかくのニックネームが無くなったらどうしようかと思いましたが、杞憂に終わってホッとしました。

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