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2017年2月 5日 (日)

ジュウオウジャー最終回感想

スーパー戦隊シリーズ40作記念として始まったジュウオウジャーもついに最終回を迎えました。

動物戦隊ジュウオウジャー
48話「地球は我が家さ」
の感想です。

サジタリアークを失っても地球のパワーを使ってるジニスはピンピンしている。
この星をなめるなと、ジュウオウジャーの決め台詞を返してくるのが嫌らしい。
それに対してジュウオウジャーが立ち向かっていき、最終回の特別ナレーションが流れる。
熱いですなあ。いつも5人の群れと言ってたナレーションが操も含んだ6人を指すものになってるのも良かった。


ジニスが作った空間の中で、大和がイーグルの超視力でジニスの正体、メーバの細胞の集合体であることを見抜く。
それを知られたジニスは激昂し、寄り添ってくれたナリアを盾にしてナリアごとジュウオウジャーを攻撃する。
同情が最大の侮辱。ジニスが自分への侮辱について仄めかす描写(28話でバングレイの行動についてナリアが尋ねた時)があったけど、まさかジニスの正体がこんなちっぽけなものでそれ故に他者を拒絶してるからだとは思わなかったな。
とてつもなく強いと思ってた大ボスの正体が実は・・・というのは歴代戦隊でも類するものが色々あるので、香村さんなりにリスペクトしたのかなと。


操はジニスが自分をザワールドに改造した理由を自分と同じく卑屈な思いを持ってて似ているからだと言う。
だけど大和はきっぱり否定し、みんなも人の痛みが分かる操はジニスとは違うと言ってくれる。
アムは操との付き合い方を覚え(22話)、セラは変わろうとしてる操の頑張りを認めて(31話)、タスクは自分も性格を直せないと同じ悩みを打ち明けて(21話)、レオとは本音をぶつけ合って(25話)、大和は操の事を信じてジニスの支配から解放してくれた(19話)。
それぞれアプローチは違うけど操を知ろうとして操も自身の殻を破って変わり強くなった(42話)。
そんな操と仲間達が自分以外の全てを拒絶し踏みにじってきたジニスに負ける筈が無い。
操がジニスに目を付けられた理由が明かされるのと同時に、強大な存在だったジニスをジュウオウジャーが上回る理由にもなる構成が素晴らしい。

地球の力がジニスを拒絶し、一度傷つけられた王者の資格とジュオウザライトを復活させる。
地球は他者を拒絶する者ではなく他者を受け入れ群れを作ったジュウオウジャーを王者として選び力を与えた、そういう意味に思えました。
最後に人間の世界とジューランドが一つになるのも、異なる種が一緒に生きるこの6人の王者の群れがいるからこそ違う動物が一緒に生きていくことができるはずだと、地球が望んで世界を変えたのかなと。


力を取り戻した6人それぞれの名乗りと決めポーズ。
最終回恒例の素面名乗り、ああもうカッコよすぎる。

大和はイーグルとゴリラとホエール、3つのジューマンパワーを一つにしてジニスを圧倒する。
野性大解放、最終回で大和に使わせて特別な姿になるのが驚きでした。
異なる種の力を一つにするというのもジニスへのカウンターになるし、主題歌の歌詞の「陸海空制覇」にもかかっているのが熱いです。

ジニスが巨大化しても最早敵ではなく、地球の力をぶつけて今度こそ倒した。
クバルの謀反にも地球の力を取り込んで圧倒したジニスが、最期は地球の力に負けるんだから上手い事考えられてるなあと。


戦いが終わり別れを惜しみながら王者の資格をリンクキューブに集めるが、キューブは姿を消し2つの世界が繋がった。
戸惑う大和だがアムは仕方ないと受け入れレオは毎日遊びに来るつもりでセラは手っ取り早くていいと答えタスクはどんなことがあっても繋がる事を望んだとフォローする。
この答え方がそれぞれの性格が出てるのと、繰り返しになるけど異なるものが繋がって群れになった事を表してて良いなあと思います。

一つなった世界で人間もジューマンも戸惑っているけど、真理夫や景幸といった理解者もいて、操をはラリーと一緒に講演をして共存の道を探している。
簡単なことではないけど共存していくための希望は確かにあるんだと思えました。

ザワールドの力の元になった3人のジューマンは操の講演を見届けて消えていく。
操の脳内で会話してた彼らは操の想像の産物で本当に3人の意思があった訳じゃないんだろうけど、この別れの時は本当に3人の魂が操の成長を見届けてくれたんじゃないかなと思う。

景幸とバドは互いに優しい顔になったと言う。
人とジューマンの繋がりを絶とうとしたバドが今の世界に希望を見出し、景幸は大和との繋がりを取り戻せた。
それぞれのわだかまりが解けたことを見せてくれたのも丁寧で良かったです。


ジニスは自分の細胞を他者に分けて力を与えてたけど、自分と同等とは思わず常に見下し同情される事も拒んでずっと一人だった。
そして人間とジューマン、地球の生き物は皆違うのに違いを認めて繋がって群れを作り一緒に生きていく事を選んだ。
ジニスの正体には驚いたけど、繋がりというテーマを描くには相応しいラスボスだったんだなと思いました。


一つになった世界でそれぞれの家族と再会するジューマンたち。
家族との再会ももう一つのテーマで、サブタイトルの通り地球そのものが家となって再会が叶うのが、繋がった世界を肯定しつつテーマを回収してるのが上手いです。

地球は我が家。ED主題歌の歌詞をサブタイトルにしてるのも感激だったのにそれがちゃんと物語とリンクしてるのが本当に凄いなあ。

そしてもう一つ主題歌と重なってると思ったのが、大和が助けたジューマンの子供を連れて皆で空の下で集まった事。

集まれアニマル 地球は我が家さ パーティーが始まる空の下

パーティーではないけど人間も含む動物達が同じ空の下で集まる様子が描かれたこと、これが繋がりであり毎週EDで歌われてことの意味だったんだなと思って。
物語の終着点が決まっててEDの歌詞がつけられたのか、それともこの歌詞があったからここにたどり着いたのか、どちらにしても凄い綺麗にまとまってるなと感心しました。

そしてEDが特別Verになっててケタスの姿も。
過去も含めて全ての生き物が繋がっていると表しているようで、これも驚きと同時に感動しました。


人間だって動物だ。この星の生き物はみんなどこかで繋がっている。
最初に提示したことが見事に終盤の物語まで繋がっていて地球を狙う者に抗う力として描かれ異なる動物が一緒に生きていく世界という理想も見せてくれた素晴らしい最終回でした。

前作が家族、親子という繋がりを描いたのに続き、そこからさらに広げて地球が我が家と言える結末まで持って行ったのは本当にお見事だったなあと。

「繋がり」は劇中のドラマだけでなくメタ的なこと、スーパー戦隊というシリーズのことでもありました。
ゴーカイジャーとの共演、VS映画でも「繋がり」があって、そして次の戦隊へ繋がっていくと。
繋がりをアニバーサリー作品のテーマにしてドラマにもメタ的にも意味を持たせて描ききった事、本当に凄いなあと思います。


ここまで走り抜けたスタッフとキャストの皆様、1年間本当にありがとうございました。
スーパー戦隊シリーズのアニバーサリー作品に相応しい素晴らしい番組でした。

最後に

この星とスーパー戦隊をなめるなよ!

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