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2016年11月 8日 (火)

カクレンジャー49・50話感想

東映特撮YouTube Officialでカクレンジャー3度目の配信にあわせての感想記事。
49話・50話の感想になります。


49話「突然!! ビンボー」
脚本 曽田博久
監督 渡辺勝也


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「走れ! 猫丸」を口ずさむカクレンジャー。
ネコマルに乗って旅する様子は本当に楽しそうだなあ。

偶々出会った二宮さんは出稼ぎに出てて数年ぶりに家族と再会するという。
家に送り届けた二宮一家の様子を見て鶴姫も父への思いを馳せる。
ここまでは良い雰囲気ですが、一転して一家に不幸が訪れる。


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サブタイトルの表示もいつもと違ってて貧乏を強調するようになってますね。

妖怪ビンボーガミの力で幸福だったはずの一家は一気に貧しくなり、同じアパートの住人達もお金を失ってしまう。

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ビンボーガミは大魔王への服従を条件に金を恵み、人の不幸を利用する。
人の不幸につけ込むのは今回と同じく曽田脚本である13話のカネダマも似たようなことしてたけど、カネダマが正体を隠してたのに対しビンボーガミと大魔王は姿を隠さずに人々が跪くのを間近で見てるのがカネダマとはまた違う嫌らしさがあるな。


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カクレンジャーの装備もビンボーガミのビームで尽くボロボロにされて全く使い物にならない。
ボロになった見た目でつい笑ってしまうが、何をやってもボロにしてしまうビンボーガミは終盤の敵らしく手強い相手だなあと思います。

捕まった家族を助けて欲しいと懇願する二宮さんの思いを受けて走り出すニンジャマン。
全然策を立てずに突っ走るあたりあわてん坊なところは相変わらずで。
この後ビンボーガミの過去をカクレンジャーに話すけど、先にそれを言ってから動けば良かったのにそこまで頭が回らないのが青二才だなあと。


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ニンジャマンから話を聞き偽の小判を使いビンボーガミの過去のトラウマを呼び起こさせる作戦に出たカクレンジャー。
元は金貸し妖怪だったというビンボーガミはトラウマを呼び起こされた事で力を失いビンボーにされた人々もカクレンジャーも本来の姿に戻る。
人の不幸につけ込んだ妖怪が今度は自分の不幸を利用されるという意趣返し、因果応報だなと思います。


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本来の力を取り戻し変身するカクレンジャー。
殺陣をやりながらの名乗りがカッコいいです。

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そしてニンジャマンも名乗って6人で決めポーズ。
これまでもカクレンジャーの後ろでポーズを決めてる時もありましたけど、一緒に名乗り並び立つのはこれが初めて。
やっぱり名乗りとポーズも揃ってると仲間って感じがして良いですね。


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何でもボロにしてしまうビンボーガミのビームはカクレマルで弾くという対策をとり、弾かれたビームは大魔王に当たってしまう。
ボロになってしまって恥ずかしがる大魔王。恐ろしい存在のはずなのにこんな面白い一面があるから嫌いになれないなあ。

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巨大化してもビンボーガミのビームはまた跳ね返されて今度はビンボーガミがボロになってしまう。これも因果応報だなあ。

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断末魔は久しぶりに天に魂が昇っていく演出で。
最近は普通に爆発する演出ばかりだったけど、やっぱりカクレンジャーといえばこの演出も特徴なので忘れられてなくて良かった。


二宮一家は元通りになりめでたしめでたし。
・・・ではあるけど、二宮さんが貧乏を超える幸せがあることを教えてやると言ってた事はうやむやだったような。
ビンボーガミの力を奪ったのは過去のトラウマ、金がなくなることの恐怖を利用する形だったし、結局貧乏には弱いということは覆せてないような。

人間に弱い心があるから妖怪にも同じ弱さがある。妖怪が人間の映し鏡であるというのがカクレンジャーのテーマなのかなとこれまでの記事を書きながら思っているので、今回もそれに沿った描き方なのかなと。
金がなかったら苦しいし目の前に金があったら飛びついてしまう、その弱さはどうしたって無くせはしないということなのかも。

ただ、二宮一家は最後まで金の誘惑には流されなかったし、弱さは無くせなくても抵抗はしてみせたい、理想論だけどそうあってほしいというメッセージだったのかなとも考える。
そしてこれがカクレンジャー最終回で描かれるメッセージの前振りだったのかなとも考えたり。



13話からカクレンジャーに参加した曽田さんはこれが最後の脚本になります。
遅い参加だったのに12本担当という結構な働きぶり。
高久さんがサスケと鶴姫の活躍に絞った話が多かったのに対し、曽田さんは他のメンバーを満遍なく活躍させてる印象でした。
長年関わってる戦隊シリーズの父とも言える方なのでそこは流石の手腕だったなあと思います。
あとは、前回の雪だるまとか17話のパンツとか、戦いは真剣なんだけどどこかシュールな要素が挟まってるのも曽田さんらしかったなあと。
楽しい話をたくさん見せていただいて本当にありがとうございました。



50話
「特選!! 妖怪の宿」
脚本 杉村升
監督 渡辺勝也


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夜の森の中を走る少年に迫る妖怪。
いきなり不気味なシーンから始まってゾッとします。

山の中で何人も子供が行方不明になってると聞き調査に向かうカクレンジャーだが道に迷ってしまう。

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偶々見つけたペンションで泊めてもらえると意気揚々となり、入浴中もはしゃいでいる一同。
ここだけ見たら凄く楽しそう。この後大変な事態になっていくし次回からは最終章突入となるので、はしゃいでいられるのもこれが最後なんだよなあと。


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ペンションの支配人と老婆が行方不明事件の犯人であり大魔王の弟と妹でもある妖怪ダイダラボッチとヤマンバが化けた姿だった。
ペンションは幻で攫った子供は鶏にされていた。
カクレンジャーは支配人の勧めを断ってなかったら危うく鶏になった子供達を食ってしまうところだったというのが恐ろしい。
8話でもバケネコがゲテモノを豪華な料理に見せかけて食わせたことがあったけど、今回は全員騙されていたんだから本当に危なかった。


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サイゾウがまず支配人の怪しい動きを察知して動き出すが捕まってしまい偽者に摩り替わり、続いてセイカイとジライヤも囚われてしまう。
摩り替わった偽者のいかにも悪そうな表情がいいですね。36話でバクキの幻術で現われた偽カクレンジャーでも悪者演技が上手かったし、キャストの皆様としては悪役を演じるのも楽しかったのかなと思ったり。

鶴姫がワザと偽者に捕まりアジトを探ろうとするが、後をつけたサスケの行動は筒抜けで作戦は失敗する。
そのカラクリは山そのものがダイダラボッチが化けていたからというもの。
ワザと捕まるというお馴染みのパターンが通用しないのが強敵って感じがします。


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ゴッドサルダーが単騎では久々の出番でしたがダイダラボッチには歯が立たず。
大魔王の弟ということだしそんな甘い相手じゃないというのがよく分かる。

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その間に捕まった他の4人にはヤマンバが止めを刺そうとしてて絶体絶命・・・と思いきや、ニンジャマンがダイダラボッチの相手を引き受けてサスケが4人を助けに来た。
ワザと捕まるパターンは通用しなかったがサスケが仲間を助けに来るパターンは破られないんだね。


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サスケだけ変身してる状態から他の4人も変身。
このシーンもカッコいいなあ。

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ダイダラボッチはニンジャマンと三神将が相手をしてカクレンジャーはヤマンバと戦うと。
ロボ戦と通常戦闘が並行する、バトルフィーバーでよくやってた演出ですね。
ニンジャマンが巨大化できて三神将が意思を持ってていつでも現われる設定だからこそこの演出も成り立つし、大魔王の弟が相手なら三神将がすぐに出てくるのも納得できて無理がない展開が良いですね。

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ダイダラボッチはサムライマン、無敵将軍、そしてスーパー隠大将軍の連続攻撃で倒される。
カクレンジャーが乗ってない状態で隠大将軍が必殺技を使うのはこれが初めてだったかな。


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ダイダラボッチを倒されて怒りと憎しみに燃えるヤマンバだが、大魔王がそれこそが狙いだったという。
ジュニアには跡継ぎにするつもりだったのにそれを明かさなかったり兄弟にすら本音を隠して妖怪が世界を支配するために非情に徹する。
情を理解してるからこそあえてそれに流されないように振る舞い、そして情を利用した策を立てる。
自分の身内の死すら策の一つにしてしまう、本当に恐ろしいと改めて思います。

そして次回から最大の苦難とカクレンジャーは戦う事になる。
もう予告見ただけで泣きそうです。

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コメント

この頃は年末総集編がなかったからかはわかりませんが
超重要な戦いをやった後に
もう少し前の話で入れても違和感ないような
展開があったような気もします
(勿論最後の戦いに向けてのシーンも入れ
繋がる構図にもしてますが)

三神将が自立して戦えるので5人全員が
等身大戦を行うということも可能でしたね
それ以前に設定的にバトルフィーバーロボみたいに
人数が欠けた状態で動かすなんてのが想像つかないですが
(コクピット描写のある隠大将軍でも
レッド別行動自は右腕なし状態でしたし)


投稿: kivaxtuto | 2016年11月 8日 (火) 21時56分

コメント返信:kivaxtutoさん

ちょっと軽めの回をやってるのも、現在ではお馴染みの総集編というフォーマットが固まってない頃だからというのはあると思います。
それとカクレンジャー初期の雰囲気の回を最終回前にまたやりたいという思いも当時のスタッフにはあったのかなとも考えます。

設定の事も考えると、隠大将軍の腕だけ外れたシーン(33話)は思い切った演出だったなと改めて思います。

投稿: んがよぺ | 2016年11月10日 (木) 08時18分

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