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2016年10月29日 (土)

アニポケXY感想・終わりなきゼロ! また逢う日まで!!

次週番外編もありますが今回でアニポケXY&Zは最終回となります。
3年に渡る物語のフィナーレ、堪能させて頂きました。

XYZ47話
「終わりなきゼロ! また逢う日まで!!」
脚本:冨岡淳広
コンテ:矢嶋哲生
演出:矢嶋哲生
作画監督:大橋藍人 小山知洋 広岡トシヒト


-帰りを待つ人-

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いきなり画面に顔をくっつけてるピカチュウの姿が。
XY初代OPのシーンのセルフオマージュですね。早速嬉しいシーンです。


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電話越しに登場となったサトシのママ・ハナコ。
XYシリーズではこの最終回だけの登場になるのか。かなり久しぶり。
サトシは早く家に帰って旅の事を話したい様子で、こういうところを見るとまだ子供っぽいところがあるなあと思う。

いつでも帰りを待っててくれる人がいる。
当たり前のようでとても温かくて、サトシが好奇心を無くさず色んな世界へ飛び出していけるのはハナコがずっと待っててくれるからなんだよなと改めて思う。


-アランとマノンの旅立ち-

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プラターヌ博士の手伝いで各地のメガストーンを探す旅に出る事になったアランとマノン。
ゲームXYではED後に各地でメガストーンが見つかるようになるので、そのイベントを踏襲したものですね。

アランの腕にメガリングがないことにサトシが気付く。
以前から描写はあったのに言及するのは今更にも思えるが、アランが言ったようにゼロからのスタートをするためであり、サトシたちが分かれてそれぞれの旅立ちをするのに合わせるために改めてアランが再出発する事をここで見せておきたかったんでしょうね。

マノンはセレナに助けてもらった事に改めて感謝の気持ちを伝える。
フレア団決着編では何気なく話してた事をきっかけに親身になってマノンを支えるセレナの姿も印象的でした。


最強メガシンカ。
本編と並行するもう一つの物語というXYシリーズの新しい試みから生まれた主人公とヒロインは、純粋な思いを利用されたり大切なパートナーを失いそうになり大きな苦しみを背負ってしまった。
その苦しみは本編の物語と合流してからも続いていたけど、サトシやセレナとの出会いから徐々に変化が起きてついにその苦しみから解き放たれ救いをもたらすことになった。
2つの物語の合流は終盤のドラマを大いに盛り上げるとともに、苦しみから2人を救うためでもあったんだろうなと今になって思います。

2人に救いがあったこと、そして今度は誰に邪魔される事なく自分達の思うように旅が出来る姿まで見せてくれた事。
もう一人の主人公とヒロインの物語も最後まで大事に描いてくれて本当にありがとうございます。


-褒められたロケット団-

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ロケット団はフレア団壊滅の一部始終をサカキへ報告。
とは言っても映像は編集されたものでほとんど捏造みたいなものですが、彼らが活躍したのは嘘じゃないのがややこしい。
サカキは活躍を認めて帰ってくるように指示して、ロケット団は喜びに包まれながら帰路につく。

彼らにも帰れる場所があって褒めてくれる人がいるから頑張れる。
サカキにほとんど相手にされず存在を忘れられることもあったのに褒められて帰ることが出来るなんて本当に良かったな。
嘘が混じった報告はいただけないが、彼らの頑張りが無駄じゃないとことが描かれてるのも良いアフターフォローでした。


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落としていったソルロックとルナトーンのキーホルダー。
次回作のアピールも欠かさないとはやりますね。
彼らあってのアニポケ。次回作も頼みますよ。


-ポケモンたちの別れ-

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空港のロビーで別れを惜しむポケモンたち。
喧嘩ばかりだったハリマロンとヤンチャム、かつて人見知りだったニンフィアを支えてくれたホルビー、この2組はトレーナーの枠を超えて関係が描かれる事が多かっただけに別るとなると寂しさも大きいです。
もちろん他のポケモンたちだって別れを惜しんで涙を滲ませている。
ポケモンたちの絆、関係性は過去のシリーズでもたくさん描かれてきましたが、今シリーズは最後の最後までそれを大切に丁寧に扱ってるなと思ったシーンでした。


-デデンネの涙とユリーカの夢-

別れを受け入れられず姿を隠してしまうデデンネ。
ピカチュウが電気を使った通信で探してて、ここでもポケモンの関係を大事にしているのが良いですね。

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デデンネのこの我儘はユリーカの心の表れでもあるんだろうな。
本当は別れたくない一緒に居たいという年相応の感情。
ユリーカが色んな経験を積んでそれを素直に言わなくなったからこそこの場面でデデンネが代弁する形になったのかなと。
ユリーカがデデンネを諭すのは、自分自身の心との対話でもあったんだと思います。

ユリーカは何時かサトシやセレナよりも凄いトレーナーやパフォーマーになってシトロンにも挑戦すると宣言。
シリーズ終盤はプニちゃんとの関係ばかり目立ってしまってた分、最後にユリーカが自分自身の為に何をしたいかを表明できたのが良かったな。

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そしてその夢のためにはデデンネがパートーナーとして欠かせない存在であると。
最初にユリーカがキープしたポケモン。そのデデンネがこれからユリーカの夢を叶えるために悲しみを乗り越えていく。
ユリーカとデデンネもここから新たな旅立ち。別れと旅立ちのドラマを一番幼い2人にも用意して丁寧に見せているのが素晴らしいです。


-セレナの告白-

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まずセレナからホウエン行きの便に乗りカロスを離れる。
別れ際、もっと魅力的な女性になると宣言しエスカレーターを下ったと思いきや振り返ってサトシに接近しそして・・・。

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いやいやまさかアニポケで、サトシとヒロインでこんな甘酸っぱいシーンを見れるとは思わなかった。
後ろで見てたシトロンとユリーカ、ピカチュウまで赤くなってたということは・・・くっついちゃったんでしょうかね唇が。


正直に言えばセレナの思いはサトシに伝わらないまま終わるものだと個人的には予想してました。
恋よりも夢を優先する、あるいはサトシにはこの思いは伝わらないと悟って心に秘めたまま別れることを選ぶんじゃないかと。
まさかまさかの、直接の描写ではないにしてもキスを、言葉以上に伝わる方法を選ぶとは思わなかった。
アニポケスタッフの皆様、舐めた予想しててすみませんでした。

セレナが別れ際にこの行動に出れたのも、旅を通しての成長とサトシという人間への憧れを改めて抱けたからなんでしょうね。幼い頃の憧れだけだったらこの行動はあり得なかっただろうし。
最後にまたセレナの成長を、最高にドキドキして美しい演出で見せて頂いて本当にありがとうございます。


-シトロンの我儘-

サトシが旅立つ前にもう一度バトルをしたいと今度はシトロンが我儘を通す。
初めて会ったときと同じくピカチュウvsホルビーのバトル。この対戦カードだけで泣けてきます。

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結果は描かれなかったが、2人とも純粋にバトルを楽しんでいるんだなと思える表情を見せていました。
一トレーナーとして、友人として、ただただこのバトルを、最後の時を楽しんでいたんだろな。

シトロイドやコリンクの事など、自分の過ちで負い目を抱えて自分の思いを隠すようになってたシトロンは仲間達の支えがあって自分の思いを打ち明ける事ができるようになった。
そのきっかけ、そもそもの始まりがサトシとの出会い。
最後のバトルはサトシへの感謝の気持ちの表れであり、デデンネが寂しい気持ちを露にしセレナは自分の思いをサトシに伝えたように、仲間が自分の気持ちに従ったからこそシトロンもまた自分の思いをサトシへ伝える事が出来たんだろうなと思う。


-ただいま-

セレナ、シトロン、ユリーカ。
それぞれがこれまで経験してきた多くのことが回想される。
苦しい事や大きな決断をしたことだけでなく、日常のハプニングや楽しかった事など様々な場面が映し出されてどれも懐かしい。


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アランとマノン、巨石調査をするダイゴとショータ、博士の手伝いをしているサナ・ティエルノ・トロバ。
出会った仲間達のそれぞれの新たな旅立ちと活躍が映し出され、これも嬉しい演出です。


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続けてサトシ。
帰りの飛行機の中で様々なことを、カロスの地に降り立ってから楽しかった事も苦しかった事も仲間と一緒に過ごしきたたくさんの思い出が映し出される。
ここで初代主題歌、ボルトを流すのはずるいですわ。懐かしさに心が押しつぶされてしまう。
本当に色んな事が、どんなに言葉を尽くしても語りきれないほどのたくさんの冒険と思いがあったんだなと感慨深くなります。

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そして少年-サトシ-は帰りを待つ親-ハナコ-がいる家の玄関をくぐり、ただいまと。
親からしてみれば子供が帰ってくるまでの時間はそんなに長いものじゃないかもしれない。
でもその長くない、親からすれば短い時間の中で、子供はたくさんの思い出と経験を積んで家を出る前よりも逞しくなって帰ってくる。

ただいまのその一言の中にたくさんの思いが詰まっている。
サトシがマサラタウンに帰ってくるのは毎シリーズ恒例のことですが、回想シーンから続けてサトシのただいまで締めるこの演出、このただいまは歴代のどのシリーズよりも感慨深い一言だったように思いました。


-終わりに-

サトシに憧れるヒロインセレナの登場、ジムリーダーとして悩み一度離れるシトロン、並行する物語ともう一人の主人公、サトシが手に入れた新たな力とその力による挫折と復活、世界の命運をかけた大決戦。
他にもまだまだたくさんの見所と思い出があるシリーズでした。

OPやEDの変更が多かったのも今シリーズの特徴でした。
OPとEDも作品の大事なパーツ。それを適宜変えていたことも飽きずにシリーズを見られた要因だったと思います。

Z編になってからはCパートでお遊びが入っていたのも楽しかった。
終盤のシリアスな展開の清涼剤でもあったし、時には本編の内容を補完する事もありこれも欠かせないものでした。

作画や演出のレベルの高さ、特にバトルシーンの演出についてはとてつもない進化を遂げたシリーズだったと思います。


今出来る事の限界に挑み、無駄な事はないと劇中で繰り返されたようにこれまでやってきた事の全てを活かして最高のアニメにしよう、そんな気概を感じられるシリーズでした。

このアニメをリアルタイムで見られたこと、本当に幸せでした。

ポケットモンスターXYおよびXY&Zに関わった全ての方々へ。
本当にありがとうございました。

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コメント

空港のシーンでその時点での手持ちが全員出てるのは良かったですね
(最後の方ではヌメルゴンとゲッコウガの様子も描かれ)
過去シリーズsageになっちゃうかもしれませんが
別れの時に手持ちが一部しか出番ないケースもあったので。

投稿: kivaxtuto | 2016年10月29日 (土) 08時36分

いやーアニポケはどの回も面白いですが、最終回特に良いですね!
過去シリーズの最終回、別れの回もどれをとっても感動します。
XYシリーズの全てがこの1話に詰まっていたのもシリーズを通してみてきてひとしおの思いです。
シトロン・ユリーカ、セレナはサトシとの出会いにより、ある意味止まっていた時間が動きだし、それぞれ抱えていたことを一歩前へ踏み出せたのだと思うと過去シリーズの仲間もそうですが、サトシが与える影響てすごいんだなぁと

ロケット団の捏造はDPでもあり、DPもあながちウソじゃないんですよね(^_^;)おそらくそれがきっかけで初期のサトシと出会う前のようにエリートっぽい雰囲気になり、サカキからも信頼されてましたし。初期もサントゥアンヌ号でサカキ直々にミッションもあってそれだけ期待されてたんだなぁと。

ユリーカも悲しみを抑え、別れを経験してきたことを無駄にせず、ちゃんと活かされていて良かったですし、とんでもない夢もあり幼いんですが、ユリーカすげーなと。のぞみがいたらなんて言うんですかね(^_^;)

セレナもサトシに対し憧れを抱いていたところから始まり、最後は自分から行動を起こし、子ども向けというのもあってかはっきり画写されてたわけではないですが、セレナのサトシに対する気持ちをストレートに表していたのはセレナの成長を感じて考え深いです。

サトシもその後、目が潤んでいたので、セレナの気持ちも伝わったのかなと感じました。

シトロンもサトシと出会ってなかったらと思うと‥特にルクシオのことでシトロンは抱えていた思いがあるので。そしてジムリーダーとしても成長し、サトシとジム戦もありとても燃えました!シトロイドは序盤、ミアレに戻ってきたときやフレア団事件で様々なことがありましたけど、シトロンと供に歩んでいくことになり良かったです。


XYシリーズ初代OPに乗せてのこれまでの振り返りはズルいですわ~(^_^;)
ひさびさにお約束のシトロンの失敗も描かれてホットしました。

サブタイトルの終わりなきゼロは、シトロンの台詞にもありましたけど、サトシがいづれチャンピオンになってもポケモンがいるかぎりサトシの旅は終わらないと思いますし、仲間達もまた新たる道に進んでいきましたけど、サトシ同様、目標に向かって進んでいけばどんな形になろうと旅は終わらないと思います。そしていつ日にかまた再会できると思います。


ラストの夜に家路に着いて、ただいまと言って終わるシーンは今までのシリーズでもなかったことだと思います。あのワンシーンにXYシリーズの全てが詰まっていると感じました。
本当に深いですね!

今までは次の冒険の旅へという印象が強かったですけど、どれだけ離れていても繋がってるんだよ、帰る場所があるというのが感じられました。そして夜の到着に関しても、どんなことがあっても明けない夜はないという応援メッセージみたいで感動しました。

本当に素晴らしい作品をありがとうございました。
ひとまずスタッフさん、キャストの皆さんお疲れ様でした。

非常に長いコメントですみません。いつも短めにと思ってても思いが溢れてしまいますし、んがよぺさんのブログは本当に奥が深くて自分にとっても新しい発見があります。

こんな自分ですけど、改めてこれからもよろしくお願いします。

投稿: リザードン大好き! | 2016年10月29日 (土) 16時42分

コメント返信

>kivaxtutoさん

過去のシリーズを貶めるつもりはありませんが、これまでのシリーズに足りない部分だったからこそ全ポケモンたちを大事にして別れのシーンを丁寧に演出したんだろうなと思います。
本当に良いシーンでした。


>リザードン大好き!さん

止まっていた時間が動き出す、まさにその通りで、今作はサトシとの出会いがきっかけで変わっていく仲間達(アランも含む)の様子が本当に丁寧に描かれてたなと思います。

ユリーカの夢は子供らしく何でもやってやろうという気概があって良かったです。
そしてサトシたちと旅をしてきたユリーカなら本当に何でも出来てしまいそうな気がします。

セレナの行動に対するサトシのリアクション、セレナの思いを全て理解できたかは分かりませんが全く見当違いの解釈をしたわけでもないだろうなと思いたいです。


いつもコメント頂いてこちらこそありがとうございます。
コメントが長くなってしまうのも仕方ないですよ。それだけ魅力的でどれだけ言葉を尽くしても語りきれない作品でしたから。
次回作も視聴されるならまたコメントいただければ幸いです。

投稿: んがよぺ | 2016年10月30日 (日) 20時58分

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