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2016年10月21日 (金)

アニポケXY感想・さらばサトシゲッコウガ! クセロシキの逆襲

XYZ46話
「さらばサトシゲッコウガ! クセロシキの逆襲」
脚本:米村正二
コンテ:吉村文宏
演出:吉村文宏
作画監督:篠原隆

-別れは再び-

湿地帯でヌメルゴンとの別れ。
リーグ出場のためにまた一緒に居られたが、リーグも終わり事件も解決し再びの別れとなるのは分かっていても寂しいものです。
特に仲良くしてたデデンネはやはり涙を抑えられず。
短いシーンでもキャラの関係を最後まで大事にする。前回もそうでしたがここまで丁寧にやってくれるスタッフには本当に感謝しかないです。

今回は言及がなかったけど、そもそもヌメルゴンが湿地帯に残るのはこの土地と仲間達を守るため。
守るために別れる・残るというのは、この後のサトシとゲッコウガの別れとも通じる。
最初に今回の結末を示されていたんだなと振り返って気付く。

ヌメルゴンとの再びの別れとゲッコウガとの別れが同じ回で描かれたのは、これも計算された構成なのか残り少ない話数でイベントを消化しようと詰め込んだら結果うまくハマったのか。いずれにしても良くできてるなと感心します。


-プニちゃんの友達-

クセロシキに狙われてたセルに話しかけるユリーカ。
コアと違って意思疎通ができる存在ではないのに話そうとしているのが、プニちゃんと関わりがあるものとしてプニちゃんと同じく大切に思ってることが表れてて良かったと思います。
ユリーカにとってはプニちゃんはいつまでも大切な存在で、Z2もセルもプニちゃんの友達なら同じように大切にするということがブレずに描かれてるのが素晴らしいです。


-離れていても見える-

シトロンを連れ去ったクセロシキを追跡するために先行するゲッゴウガと視覚を共有しながら走るサトシ。
感覚の共有はこれまで何度も描かれてきましたが、バトル以外で全編にわたって感覚の共有をシナリオに活かされたのが新鮮に感じました。

ゲッコウガが車に轢かれたのかと一瞬ヒヤッとした後に視覚の共有で無事を確認したり、見えない飛行艇に飛び乗るためにサトシとゲッコウガが互いの視界から位置を確認したりと面白い見せ方をしてたのが印象的でした。

できればバトル以外で感覚の共有を活かした話をもう少し見たかったです。
これがゲッコウガと共に居られる最後の回というのが本当に惜しい。


-負の心を継ぐもの-

ミアレシティへ向かう一行の前に消滅したはずの蔦が襲いかかる。
いいよいよそれぞれが新たな旅立ちをしようとしてる時に襲ってくるのが、未来への希望を摘もうとしてるみたいで不気味でした。

この蔦はクセロシキが仕組んだものかと思ったのですが、結局クセロシキの行動とは関係なく自然現象として偶々現れたものらしい。
しかしこのタイミングで、サトシたちの旅立ちを邪魔するように、そしてクセロシキの行動と合わせるように現れたのはただの偶然ではなかったのかなと考える。


蔦に流れる赤い負のエネルギーはフラダリの怨念、彼が抱いた怒りや絶望なのではないか。
そしてクセロシキはフラダリの思想を継いで世界を変えようとしている。
どちらもフラダリの負の感情を継ぐもの。表面上は消し去ったように見えても負の感情が決して消しきれないことを表してるのではないか。
新しいシトロイドが消えていったシトロイドの心を受け継いだように負の心だって消えずに継がれていく。

良い心だけじゃなく負の心も永遠に無くなりはしない。
無くならないならそれと向き合い続けるしかない。
そんな意味が込められてるのかもしれないと思いました。


-負の力に立ち向かう力-

無くならない負の心とそれが生み出す力にどう向き合えば、どう戦っていけばいいのか。

シトロンは発明を駆使して再びクセロシキの野望を砕き逃げようとする彼を捕まえて罪を償うように訴える。
そこまでするシトロンの強さの秘密は何だとクセロシキは問いかけて、シトロンは仲間がいたからだと答える。

仲間、絆。
フレア団の事件を多くの人との絆で乗り越えたように、負の力に立ち向かうには結局のところそれしかないってことなんでしょうね。
負の力を継ぐクセロシキに仲間と共に強くなったシトロンが改めて勝利するのはそれを伝えたいのかなと思いました。


-離れていても残るもの-

蔦を消すためにゲッコウガの力が必要だと言うプニちゃんとZ2。
ゲッコウガはカロス地方を守るために残ると決意しサトシと別れる。

サトシは誰かの為に強くなってきたゲッコウガのこれまでを振り返り今度はカロス地方がゲッコウガを求めていると話すが、これはゲッコウガとの別れを決断するためにサトシが自分自身に言い聞かせているようにも思えた。
サトシの声が震えていて別れの寂しさを堪えてる様子が素晴らしくて、梨香さん流石の演技だと感心します。
ゲッコウガもサトシの胸のうちも分かった上で残る事を決めたんじゃないだろうか。

誰かを助けたい守りたいと思うたびに進化し強くなってきたゲッコウガは最後までその力を何かを守るために使う。
ケロマツだった時からピカチュウを助けようと飛び出してきてから迷いの森でサトシゲッコウガの力を完全なものにするまで誰かのためという精神をブレずに描かれてる事、ゲッコウガとの別れの理由としても納得できるしよくやってくれたと思います。


ゲッコウガはこれからプニちゃんとZ2と共に負の力と戦い続けるがそこには絆の力がある。
上記したように負の力に立ち向かえるのは絆の力。
離れていてもサトシとの心・絆がゲッコウガと繋がっている以上負けることはないでしょう。
サトシゲッコウガの姿が解除されずにいるのが離れていても絆や心が不滅であることを表してると思います。

更なる高みへ。
いつかゴジカは2人の未来をそう予知したが、離れていても消えずに残り続ける絆こそその高みの到達点だったのかなと思いました。


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最後にCパートでも弱きものを守る姿が。
イメージ映像なんでしょうけど、普段は遊びが入るコーナーでサトシ共にあるゲッコウガの姿を真面目に見せてくれて良かったです。

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コメント

xyシリーズ集大成の素晴らしい回でした!
ケロマツからの出会い、誰かのために強くなり進化し、そして試練を乗り越えて真サトシゲッコウガにもなれました!
ゲッコウガだけじゃなく仲間の手持ちポケモンや話で仲良くなったポケモンとの別れは本当に寂しいですね!サトシは数多くのポケモンと出会い、別れを経験し成長していると思います。
松本梨香さんの演技は本当に凄いの一言です。

ヌメルゴンもそうですが、シリーズの重みを感じてグッときました。とくにエースポケモンはサトシ自身やエースポケモンの試練が多いのでより考え深いです!

個人的にはとくに初期で別れたポケモンとの再会という話が観てみたいなぁと改めて感じました。特にオコリザル、ピジョットですかね。
オコリザルは心がようやく通じ合ったのに別れとなったので。

サブタイトルから当初は、大人の事情等でサトシゲッコウガの力が失われるのかとも思いましたけど、そうならなくてホットしています。
さらばサトシゲッコウガというの離ればなれになっても心は繋がっているということなんだなと感じました。
サン・ムーン特別体験版とアニメ本編が連動する形でゲームの方にも初登場しましたね!

アニメ本編でのサトシゲッコウガの別れ方を見て、もしかしたらxyの実質的な続編になるのではという思いがより強くなりました。

xyでの重要な位置づけにいるジガルデがサン・ムーンでも重要な位置づけにいることと、xyのマイナーチェンジや続編にあたる作品がリリースされず7世代目の完全新作になったので。
そしてB2W2でも良い意味で裏切ってくれたので楽しみです。

自分の予想が外れると思いますが、サトシゲッコウガやヌメルゴンともに再登場できるような別れ方だったのでどこでまた再登場して活躍して欲しいです!

投稿: リザードン大好き! | 2016年10月25日 (火) 16時18分

コメント返信:リザードン大好き!さん

エースポケモンは強い分旅の中で試練も必然的に多くなるため別れるとなれば寂しさもまた大きくなりますね。
サトシゲッコウガのゲーム体験版とのリンクは嬉しかったですね。
劇中のことだけじゃなくゲームとのリンクも含めて離れていても繋がっているという演出が媒体の枠を超えて見られたのは本当に嬉しいです。

ゲッコウガとヌメルゴンはまだ今後の登場や何かしらのフォローが期待できそうですが、オコリザルやピジョットは昔過ぎて望みが薄いかなあ。
来年アニメ20周年なので何かしら歴代の仲間たちに陽が当たってくれる企画があればいいんですが。

投稿: んがよぺ | 2016年10月27日 (木) 08時07分

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