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2016年8月25日 (木)

カクレンジャー27・28話感想

27話
「無敵将軍の最期」
脚本 曽田博久
監督 東條昭平

巻物を手に入れるためのカクレンジャーの試練ですが、サイゾウとセイカイはどういうわけか2人一緒でまとめてこの回で巻物を手に入れることになります。
1人に1回ずつエピソードを作るのが大変だったのか、次のジライヤ(というよりは演じるケインさん)のために2回エピソードを振り分けることになって急遽2人分をまとめる事になったのかなあなんて邪推してみる。
巻物集めの試練でこの回だけ曽田さんの脚本なのもピンチヒッターとして担当することになったのかも?
タイトルコールからいきなりジュニアとの戦闘シーンになってて台詞も途切れてるような感じだったので1話に収めるのに苦労したんだろうなあなんて考える。

邪推はこの辺にしておこう。


妖怪の中でも特に上級の存在であるヌエが大魔王の使者としてサイゾウとセイカイの前に現れ、2人を最下級の妖怪ヘのカッパに変えてしまう呪いをかけてしまう。
そして助かりたければ戦ってどちらか生き残ったほうが人間に戻れると告げる。
当然そんなことを受け入れるわけが無い2人だったが、徐々に人間の姿でなくなっていくこと、そしてへのカッパとなった姿を町の人々に笑われたことで徐々に追い詰められていく。

前回は鶴姫が人形とはいえ仲間を見捨てることを強いられる試練だったが、今度は本物の仲間を手にかけることを迫られるという展開でこれもかなりキツイ。
そして徐々に妖怪化していくのが見た目にも怖いし、もう一つ怖いのは妖怪になった2人を笑う人々の姿。

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これまでも僅かではあるけど人間にも醜い部分があることが描かれましたが(3話や9話等)、今回の人々の嘲笑はサイゾウとセイカイを追い詰め2人が戦う引き金になっててこれまで以上に気味が悪い。
EDの「ニンジャ! 摩天楼キッズ」の2番に”ホラーの極みは人間かもね”という歌詞がありますが、今回の人々の姿はまさにその歌詞を体現してるみたいでした。


追い詰められてサイゾウを襲うセイカイだが、それはわざと反撃を受けて自分が倒されるつもりで仕掛けたこと。
だがサイゾウは反撃せずセイカイは自分の考えを正直に打ち明ける。
極限状態に追い込まれても自分の為に仲間を見捨てようとしたのではなくあくまで仲間のことを思っての行動だった。

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どんなピンチでも仲間は見捨てない、2人一緒に纏められたエピソードですが2人だからこそ仲間への思いを無くさないという大事なことを描いているのは流石です。


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怯えを捨ててヌエに立ち向かう2人だが変身もできず苦戦を強いられる。
だがドロドロたちが水を与えて2人を回復させヌエに反撃するチャンスを作って呪いを解くことに成功する。

ジュニアが説明しているとおりドロドロも同じく最下級の妖怪のため2人の奮闘に共感したということなんでしょう。
冒頭でヌエがドロドロを一人容赦なく消してることを見ると、偉いからと横暴な態度をとるヌエに一泡吹かせたかったという思いがドロドロ達にあったのかなと考える。
妖怪にも社会や階級があることはこれまでのエピソードでも断片的に描かれていたので、下っ端なりに思うことはあって上級妖怪への不満が積もりに積もってたものもあったのかなあとも思ったり。

それとジュニアがドロドロたちが2人に協力するのを止めようともせず少し笑みを浮かべながら戦いを見てたのも気になる。
自分が大魔王のために働いているのに、大魔王の使者として出しゃばるヌエが気に食わなくてヌエがやられるのを黙って見ていたということなのかな。

なんにしても敵だったはずの者が味方になって強敵に一矢報いるというのが熱かったです。
敵だったはずのものと分かりあう、気持ちが通じるというのは曽田さんがメインを務めた過去の戦隊シリーズで見られたテーマなので、今回のドロドロとの共闘も曽田さんが得意とするテーマに沿ったものだったのかも。


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巨大化したヌエと戦い無敵将軍が負けてしまう。
サブタイトルでは最後なんて言われちゃってますがまだ今後も出番はあります。
しかしサスケと鶴姫の試練の時はピンチを助けてくれて頼もしかったのに、今回はほぼ一方的に負けてしまうとはなかなかショックな展開ですよ。
相手がヌエではしょうがないし、無敵将軍を倒すことで巻物探しの旅を締めくくる強敵としてヌエをアピールする狙いもあったんだとは思いますけどね。


苦しい時でも諦めない心を学んだ2人の元に巻物がやってきて新たな超忍獣が召喚される。

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超忍獣ゴッドクマードにゴッドロウガン。
2体の超忍獣の力でヌエを退けることに成功。ゴッドロウガンの尻尾が刀になってたりゴッドクマードは地割れで攻撃するという他の超忍獣とは違う特徴をしっかり見せてくれたのが良かったです。

ヌエは一旦退けたが、地底に潜ったヌエはまだ生きていて・・・というころで最後に試練を受けるジライヤのエピソードへ続く。


25・26話は試練を受けてない他のメンバーの姿も映っていましたが(旅をしてる様子を見せたり人形として登場したり)今回はレギュラーメンバーは2人しか出てこない回となりました。
そして戦隊の顔でもあるレッドが変身後も変身前も全く出てこない(回想も無し)という戦隊シリーズの中でも異例の回となりました。


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妖怪ヌエの声をあてるのは玄田哲章さん。
戦隊シリーズの玩具CMのナレーションを長年やってる方で戦隊を見てれば必ず聞く声です。
CMではお馴染みですが本編出演は意外と少なく、このヌエは貴重な本編出演になるんですよね。



28話
「超大物・来日!!」
脚本 杉村升
監督 東條昭平

巻物を探しているジライヤの元にサスケが駆けつける。
前回のラストでサイゾウとセイカイがジライヤのことを話してたので、離れていても連絡は取り合っていたんだろうなと推測。
最初に巻物を手に入れたサスケが連絡を受けて最後の一つを手に入れるために助けに来たというところでしょうか。


妖怪に攫われた子供達を助けに向かったジライヤの前に恩師のガリが現れる。
ガリのことをサスケに話し、妖怪の仲間になったとは信じられなくて再び妖怪のアジトへ向かう。

追いかけようとしたサスケに三太夫が止めてこれがジライヤの試練だと言う。

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ところでこのシーンの三太夫、もの凄い場所に立ってますが撮影大変だったろうな。
坂本さん本人か吹き替えの人か、どちらにしても怖かっただろうなあ。


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アジトにはガリの姿があり、ガリを信じたかったジライヤの思いは尽く裏切られてガリはジライヤに容赦なく攻撃してくる。
日本へ旅立つジライヤに渡された大事な石を取り上げて踏みつけるという酷いことも。
さらにガリがジライヤを引き取るきっかけになったジライヤの父の死が、ガリがジライヤの父を殺したという衝撃の事実も明らかに。
もうやめてくれよと言いたくなるくらいとことんジライヤを苦しめる展開。
前回までの試練もきつかったがそれをさらに上回る苦難の連続に見てるほうが心折れそうですよ。

ガリはどんな人間でも変わり堕落するとジライヤに説き自分と戦うように迫ってくる。
次回明らかになる真相を思えばガリにはこうすることしか出来なかったんだろうなと。
そう思うとガリの苦しみという点でも泣けてきてしまうなあ。


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ガリを演じるのはショー・コスギさん。
ジライヤを演じるケイン・コスギさんのお父さんでハリウッドで活躍されてる方です。
大物来日なんてタイトルになってる今回ですが、冗談ではなく本当に大物が来ちゃってます。
ケインさんをレギュラーに抜擢したことも当時のスタッフの英断だと思いますが、お父さんまで連れてくるなんて本当にとんでもないことやってるなあこの番組。

キャストのことを知ったのは大人になってからなので、今改めてこのエピソードを見るとケインさんにとっては実の親と戦うというのは劇中のジライヤと同じく苦しい思いだったんじゃないかなあなんて思います。

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回想で日本へ旅立つ時の別れのシーンでジライヤが涙を流してますが、これも親子共演のことを思うと演技ではなく本当に泣いていたんじゃないかと思えてきます。


決着は次回へ持ち越し。
ショーさんを連れてきて1回きりで終わるわけないですよねえ。
さっきも書きましたが、たぶんこのために27話はかなり詰め込むことになってしまったんじゃないかなあ。


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アクションシーンが凄いというか怖いというか。
実際にはパンチもキックも当たってないんでしょうけど本気でジライヤを殺す気があるように見えてくる見せ方が上手いなあとただただ驚くばかりです。

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コメント

声優だけでなくヒーロー(アニメ、特撮)ソングと言えば
っていう歌手でも意外と歌ってないこともありますよね。

東映3大特撮のライダー、戦隊、メタルヒーローで
主題歌担当経験がありカクレンジャーでも挿入歌を担当する
宮内タカユキさんは戦隊での主題歌はバイオマンだけですし
(挿入歌の参加は多く、Vシネの主題歌経験もありますが)

あの水木一郎さんも特撮でも何度も歌い
ライダー、メタルヒーローでも主題歌を歌ってますが
戦隊では挿入歌は何度かありVシネの主題歌も経験してますが
本編OP経験はなく本編EDもゲキレンジャーのみですね

投稿: kivaxtuto | 2016年8月25日 (木) 16時50分

コメント返信:kivaxtutoさん

宮内さんに水木さん、どちらも戦隊で良く聞く声なのにテレビシリーズの主題歌というくくりだと担当した作品が1つしかないというのが驚きますね。
記事に書いた玄田さんのこともそうですけど当たり前のように聞いてるからこそ驚く事実があるのも長年続くシリーズならではだなと思います。

投稿: んがよぺ | 2016年8月26日 (金) 23時26分

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