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2016年5月28日 (土)

アニポケXY感想・迷いの森… 進化の夜明け!

XYZ28話
「迷いの森… 進化の夜明け!」
脚本:冨岡淳広
コンテ:冨安大貴
演出:渡辺正彦
作画監督:夏目久仁彦 直井由紀

タイトルコール無しで始まるっていきなり暗くてびっくりしたわい。
前回の次回予告もだけど思い切った演出に踏み切ったなあと感心する。


-ピカチュウあってのロケット団-

サトシとはぐれてるなら今がチャンスとピカチュウを狙うが、いつもの力が発揮されてないことに気付き捕まえるのを諦めるロケット団。
ピカチュウが受けてるショックの大きさが分かると同時に、ロケット団がピカチュウの力を心底買っているんだなと分かるシーンでした。

本来の調子が戻ったらまた現れ、いつも通り吹っ飛ばされてるのに悔しいどころか喜んでいる。
ピカチュウが弱ってる方が捕まえやすいのにそれでは満足できず強いままのピカチュウでいてほしい。
そして強いピカチュウに敵わなくていつもやられて飛んでいく。
矛盾しているようだけど、そうやってピカチュウを追い続けるのがロケット団らしさなんでしょうね。

今回はサトシらしさだけじゃなくロケット団らしさを再確認する話でもあったのかも。


-見守るプニちゃん-

吹雪の中でセルの目を通してセレナたちを助けサトシの居場所も探るプニちゃん。
自ら動いて皆を助けようとするなんて皆を大切な存在と思ってくれるようになったのかなと考える。

また、ゲッコウガにサトシの居場所を教えるけど直接道案内はしないのが素敵だなあと。
2人きりにさせるのが必要だと分かっててそういう対応をしたんだとしたら、人とポケモンの絆や心の機微を大分理解してきたんだなあと思える。


-いつものサトシじゃない-

サトシの気持ちに寄り添おうとするが拒絶されるセレナ。
だが話してくれなければ分からないと食い下がり、今のサトシは自分の知ってるサトシじゃないと決定的な言葉をぶつけていく。

サトシと再会したばかりの頃のセレナだったらここで何も言い返せなかったんだろうな。
一緒に旅をしてサトシがどんな人なのかをずっと見てきて、トライポカロンの激闘を潜り抜けて大きく成長した今だからこそ、ここまで強い言葉をサトシへぶつけられたんだろうな。

カロス地方の最初のジム戦と最後のジム戦。
どちらも敗北したサトシがセレナの言葉がきっかけで立ち直ることとなりましたが、かつての言葉より今の言葉に込められてるサトシへの思いはずっと大きく強くなっていたんだろなと思いました。


-思わぬきっかけ-

セレナに雪玉をぶつけられて倒れるサトシ。
呆気に取られてて何も出来ずに倒れるなんて、それだけ落ち込みが激しかったんだなと思えるし、またセレナが自分にぶつかってくることなんて考えてなくて驚いてもいたのかなと考えてみる。

ショータに追い越されることなんて考えていなかったら思わぬ挫折を味わって、そこから立ち直るのも思ってもいなかった人物からの一言であって。
サトシのずっと後ろを歩いてたはずの2人がいつの間にかサトシに近づいていて、その2人が思わぬきっかけとなってドラマを作っている。

ベテランの域にいてそうそう挫ける事もないサトシでこれ以上どんなドラマを見せることが出来るんだろうと思っていましたが、新人の2人を絡めて上手いことやってくれたなあと本当に感心してます。


-サトシらしさ-

復活したサトシが見せてくれたのは。
幼い頃の回想と重ねて野生のポケモンたちと抱き合って体を温めあう姿。
危険に晒されているポケモンがいれば体を張って助ける姿。
それには難しい理屈なんかない。ただポケモンが好きだから自然とそういう行動が出来てしまう。
サトシじゃないという言葉の後に、サトシの最も基本的な原動力をじっくり見せてくれたのが良かったです。

そしてサトシゲッコウガの発動をリスク無しに制御できたのもサトシらしさを取り戻せたからこそ成し得たんでしょうね。
これまでのサトシゲッコウガの発動は、強さを求める気持ちばかりが優先して常に危うさを抱えてるように感じてましたが、今回の発動はただただポケモンを思う純粋な気持ちを感じられて安心して見ていられました。


ベテラントレーナーとして色んな経験をし技術も強さも身につけたけど、だからこそ原点を見直しサトシの中にある一番強い気持ち、ポケモンが好きでポケモンを思う気持ちこそがさらなる前進のカギとなる。
サトシらしさを改めて見せることに意味を持たせたこの構成、本当にお見事です。


-みんながいたから-

ゲッコウガが傍にいてくれること、セレナたち心配してくれる仲間がいることに気付いて立ち直ったサトシ。
これってもしかして、劇場版の「ルギア爆誕」のイメージソングから思いついた展開だったりするんでしょうか。
サトシらしさがカギになる話でしたが、サトシが立っていられるのは皆がいるからでもあると見直す話でもあったと思うので。

皆がいたから俺はここまで来れたんだ。その一言がぴったり合う話ではなかったでしょうか。


-虫ポケモンで辿るサトシの軌跡-

コフキムシ、コフーライ、ビビヨン。
今回登場したポケモンの中でこの3匹が出てきたのは、これまで描かれたサトシの物語の簡易的な比喩だったのかなと。

コフキムシが幼さ・純粋さの表れで、コフーライが様々な経験を得て苦しい時期を耐えているという表れで、それを乗り越え成虫となったビビヨンはここから先新たなステージへ進んでいくという意味を表していたりして。


-誓い-

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月光の下で誓いの握手をする2人。
これだけでも感動ものなのに、

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XY2話のシーンと重なるように今度はモンスターボールで誓いを交わす。
最後の最後までやってくれるなあ。こんなの泣いてしまうわ。


たった1話の中に色々詰まってたなあ。
これだけの密度の話が作れるのもこれまでの積み重ねあってこそだなあとしみじみと思います。
次回のジム戦がまた凄いことになりそうで楽しみです。

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コメント

プニちゃんが自己防衛以外のために10%になったり
サトシを名前で呼んだりするの確か初でしたっけ

投稿: kivaxtuto | 2016年5月28日 (土) 09時31分

ロケット団はカロスリーグの時はどうするんですかね
バイトもやりますかね~

投稿: kivaxtuto | 2016年5月28日 (土) 19時29分

コメント返信:kivaxtutoさん

プニちゃんが人間への認識を改めているのが言葉や行動に表れていますね。

イッシュリーグではさっぱり出番が無かったロケット団、久々にバイト姿が見られるといいですね。

投稿: んがよぺ | 2016年5月28日 (土) 21時30分

一言で感動で泣いちゃいました。すぐ涙が・・
もう年です(笑)
原点回帰でトレーナーを目指した頃の出来事で完全復活し、サトシゲッコーガをコントロールしました。凄い格好よくて、opのxy&zがアレンジで流れた所、カクレンジャーを彷彿とさせる感じで熱いです!
xy&zをフルで改めて聴くと今回の話とリンクしてて良いですね!

投稿: リザードン大好き! | 2016年6月 3日 (金) 20時12分

コメント返信:リザードン大好き!さん

主題歌のアレンジカッコよかったですね。
そのまんま主題歌を流さないというのもいい演出でした。

主題歌に合わせて今回の話を作ったのか、主題歌を作ってる時にこの展開は決められていたのか、どちらにしても素晴らしいシンクロでした。

投稿: んがよぺ | 2016年6月 5日 (日) 23時48分

サトシだって元気じゃない時や前向きではないときは過去シリーズやビオラに負けた時を見るとあるのにそれをサトシらしくないというセレナにはがっかりしました

現実ではセレナの一方的な雪玉投げたのを真似して警察に呼ばれた人がいるのでせめて謝罪して欲しかったです

投稿: 名無し | 2016年12月 7日 (水) 13時06分

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