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2016年3月25日 (金)

アニポケXY感想・エルVSセレナ! 開け未来への扉!!

YZ20話
「エルVSセレナ! 開け未来への扉!!」
脚本:面出明美
コンテ:冨安大貴
演出:関野昌弘
作画監督:篠原隆

-準決勝-

いよいよエルと戦えるパフォーマーが決まる準決勝。
ムサヴィ、サナ、そしてセレナ。
おなじみの面子だが、ここまで勝ち残っただけあって3人とも演技に自信が満ちてて甲乙つけがたい素晴らしいものだったと思います。


勝敗を分けたとすれば、セレナが高く飛び上がった後の着地のトラブルを咄嗟に回避したことだろうか。
ニンフィアがカバーしてくれたことで決めのポーズが結果としてダイナミックな見せ方になってそれが観客を惹きつけたのかも。
咄嗟にニンフィアがカバーできたのもパフォーマーとポケモンの信頼がなせる業だし、その絆も観客に伝わって票を集められたんだとしたら怪我の功名だなあと。

-敗者の思い-

セレナに寄りかかって涙を流すサナ。前回のネネとミルフィと同じく負けて悔しくないわけが無く、やはり涙は堪えきれない。

ムサヴィは涙は見せず自分の魅力をカロスの人々が思い知っただろうと高笑い。
でもこの態度も彼女なりの悔しさの表れだったんじゃないかな。

そして負けた者たちはモニター越しにセレナの姿を見てエルに勝って欲しいと思いを託す。
負けた者にだって思いはある。それを大事にして見せてくれるのはアニポケスタッフの誠意だなと思います。

-転んでも立ち上がる-

セレナのカロスクイーンへの挑戦は最初の大会からずっと何かしらトラブルは付き物でしたが今回は手首を傷めるというもの。
最初のトラブルが転ぶ、足元のトラブルで、今回は手首。最初の大会と対になるようになってたのかなあと。

最初の大会ではトラブルの前に立ち止まって何も出来ないままでしたが、今回は上記のとおりそれを乗り越えようとしたことで勝ち進むことができた。
さらに満足にパフォーマンスができない可能性があってもエルと戦うと闘志も失くしていない。
転んだままで終わらない、立ち上がって前に進めるほど強くなれたんだということがよく表れてるなあと思います。

-笑顔を与える人-

エルと戦って負けて、エルは人を笑顔にして元気を与えられる人だということを理解したセレナ。
それがセレナ自身に足りなかったことを自覚させる。

決勝戦の前にヤシオさんに自分には何も無くてやっと見つけられた夢だったと言う。
何も無かったからこそ色んな人に出会って色んなものを貰ってここまで来れた。
貰ってばかりだったからこそ、それを返せる人になりたい。
クイーンになってどうしたいのか、どうありたいのか、その明確なビジョンこそセレナに足りなかったことでありヤシオさんが望んでた答えだったんだろうな。

その答えがずっと厳しい表情だったヤシオさんに柔らかい笑顔を取り戻させた。
セレナ、まず一人笑顔に出来たじゃないか。素晴らしい。

-自慢の娘-

決勝戦へ勝ち進んだセレナを見て周りの観客に思わず自慢してしまうサキ。
本当にセレナを誇らしく思ってるんだなと思える様子でした。
セレナがやりたいことを見つけてここまで来れたこと、本当に嬉しかったことでしょう。

娘の成長を喜んだのも束の間、ヤシオさんがセレナを誘ってるところを目撃してしまったのは複雑な思いだったんじゃないだろうか。
セレナがヤシオの元へ行くとなれば娘が遠いところへ行ってしまう、サキにとっては子離れを覚悟することになるわけで。

セレナは旅を中途半端にできないと言う理由でヤシオの誘いを保留することにしたが、サキから完全に離れてしまう、親離れが頭をよぎった事も理由の一つだったんじゃないかな、なんて考えてしまった。

自慢の娘との別れ、自分を支えてくれた母との別れ。
晴れの舞台での華々しい活躍の後に親子の別れの予感が漂う、こちらも切ないドラマを見せてくるなあ。

-無駄なものなんかない-

シトロンとユリーカがセレナが勝てるか心配し続けてたのに対し、サトシは終始落ち着いてセレナの演技を見ていた。
大会後のセレナへ語ったのは、悩むよりも行動、失敗しても何かが残るということだった。
サマーキャンプの時に語った言葉をより具体的に説明できてると思ってただただ感心してました。
セレナの演技を落ち着いて見ていられてのもその考えがあればこそなんだろうな。

こんな素敵なことが言えるようなっちゃって。本当におっきくなったなサトシよ。


-ドリドリ-

予告映像や各告知でドリドリのセレナVerが流れること、ドリドリのED映像をトレースしたパフォーマンスが見られることは分かっていましたが、いざ本番となると鳥肌立ちましたよ。素晴らしすぎる!

元々セレナのために作られた曲なので当たり前ではあるけど歌詞がこれまでのセレナの軌跡を表してて、その曲に乗って最大限のパフォーマンスをするというのがたまらなく熱い!


ヤンチャムを仲間にしてパフォーマーになりたいと決めた回からEDとして流れ始めたドリドリ。
その時の映像で踊ってるセレナはいつかそうなりたいという理想像を描いたものだったように思います。
かつて理想だった姿と重なる動きをパフォーマンス中に見せることでセレナがその理想に追いつき、さらに理想の先を目指そうとしていることを表す。
ドリドリをパフォーマンスの演出に取り入れたのはそんな意味も含まれていたのかなあと考える。


今回のEDはドリドリのセレナVerを流しながらセレナの軌跡を辿る映像と以前のEDの映像を織り交ぜるという特別仕様。
以前のED映像が理想の表れと解釈するなら、実際にセレナが経験した出来事が多く映し出されるのはそれだけでドラマだよね。

理想の姿、キラキラして楽しいことばかりじゃなかった。辛いこと悔しいことをたくさん経験した。
でもそのおかげで強くなり理想の姿よりもっと輝いてる姿を大きな舞台で見せることができた。
さらにもっと先の世界を今は目指そうとしている。


本編もEDも、かつて使われた曲を再び流すことでセレナの成長を見せつける。
こんな感動的な演出があるか!素晴らしすぎる!


セレナの物語が終わったわけではないですが、トライポカロンという一つの舞台はここで終了。
スタッフ・キャストの皆様、ここまでこんなに素晴らしいドラマを見せていただいて本当に感謝感謝です。

これから先の、セレナのドラマの決着もどうなるか楽しみにしています。

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コメント

セレナ「サトシは迷わないんだろうな」
サトシ「俺だって迷うさ」ってやりとりがありましたが
サトシが迷ってたハクダンジムで救いになったのがセレナでしたね

投稿: kivaxtuto | 2016年3月26日 (土) 16時48分

コメント返信:kivaxtutoさん

ハクダンジムではセレナは意図せずサトシを救っていましたが、今度サトシが迷うことがあったらそれを理解したうえで救える展開があると良いですね。

投稿: んがよぺ | 2016年3月26日 (土) 18時55分

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