« アニポケXY感想・エルVSセレナ! 開け未来への扉!! | トップページ | ニチアサキッズタイム感想・2016/3/27 »

2016年3月26日 (土)

仮面ライダー1号感想

毎年恒例となっていた春のライダー映画。
例年のオールライダー路線と変わって今年は藤岡弘、=本郷猛を主役にした映画となりました。

仮面ライダー45周年のアニバーサリーに公開となった「仮面ライダー1号」
その感想です。


いやあ本郷猛、というよりは藤岡さんの存在感がとにかく半端なかったです。
冒頭の食事を取ってる姿からしてオーラが漂ってるように見えたし、大天空寺で座禅を組んでる姿なんか様になりすぎてて、とにかく何をするにしても圧倒的な存在感でした。


特別講師として学生の前で命について語る姿、藤岡さんが実際に世界を渡ってきて抱いた思いも含まれていると思われるので本当に重い言葉だったなあ。
でも学生たちは真面目に聞こうとしない。悲しいけどこれが現実なんだろうなと。
どれだけ真剣に命の尊さを訴えてもそれを受け止めて考えられる人はそれほど多くはないのかも。
けど我儘を言って本郷を振り回してた麻由だって命について理解しタケルも本郷から出された宿題を真剣に考えた。
この映画を見た子供達にも麻由やタケルのように考えてみて欲しい、そんなメッセージが込められてるのかなあと思いました。


本郷がタケルが命について答えた事を古い台詞だなと言って、最後の決戦前に同じ事を自分が繰り返しているのが良かったな。
本郷が麻由に語った命は繋がってるということ、タケルも出された宿題に同じ事を答えるという構成も良いなあ。
若者でも歴戦の勇士でもたどり着く答えは同じ、命はいつでも誰にとっても大事だということを伝えたいんだろうな。

タケルの答えを本郷が素直に受け取らなかったのは、脚本を書いた井上敏樹さんらしい展開とも思えるし、本郷が年を取った故に素直じゃなかったとも解釈できそうで、大天空寺でのやりとりは面白いシーンでした。


敏樹さんらしいと言えば、麻由の為に本郷が働いて日銭を稼いでるところや地獄大使と共闘するところも敏樹さんの色が出てたかなあと思います。
ライバルキャラと共闘して別の悪と戦う、敏樹さんの作品で何度も見た展開ですがそれでも良いものは良い。熱かったです。

ウルガが倒された後、決着を望む地獄大使に本郷が応えず去っていったのは、命をテーマにする本作だからこそ無用に命を散らしたくなかったということなんでしょうね。
それでも決着を望み懇願する地獄大使が切なくてなあ。
悪役はヒーローと戦う、命のやりとりの中でしか存在意義を保てないと表しているようで、本郷が命を大事にと訴えても地獄大使はそれを受け入れるわけにはいかないのが切ないなあと。


仮面ライダーゴーストの話として見るなら、これまで英雄の心を理解してきたように本作では本郷猛という英雄の心を理解したということになるのかな。
ノヴァショッカーが狙ってた英雄のアイコン・アレクサンダーはウルガを乗っ取り仲間のイーグラの命をあっさりと切り捨てた。
命の尊さを訴える英雄・本郷と命を粗末にする英雄・アレクサンダーという対比で、その戦いの中で命とそれを大事に思う心を理解したということなのかも。


アクションについては、金田監督なのでまたまた大変なことになってましたね。
ワイヤー使ってるシーンが結構多かったんじゃないかと。1号とウルガがビルの屋上から落ちるシーンとか結構無茶してませんか。アクターさん大変だったろうな。
そしてやっぱりそれぞれの殺陣が荒々しいこと。

素面のアクションでは、また藤岡さんの話になっちゃいますが、とても70歳とは思えない立ち回りでただただ凄いの一言。
長澤さんはライダーや怪人が立ち回ってる中で一人素顔のままで動いてて、全然周りに負けてないのが凄かったです。
テレビではあまりアクションがないタケルも今回は戦ってました。西銘君も頑張るなあ。

MOVIE大戦ジェネシスみたいに御成とアカリの立ち回りもないかなと期待したけど今回はお休みでちょっと残念。


例年のオールライダー映画ではないので歴代ライダーの出番がないのは寂しいですが、その代わりにライダーのアイコンで戦うシーンはありました。
Wからドライブまでのライダーアイコンを使ってゴーストチェンジ。
各ライダーの特徴的な演出の再現にBGMも本家のものを流してくれて、短い出番ながらも満足のいくアクションでした。


EDはレッツゴー!!ライダーキックがまず流れて、最後に本郷からのメッセージが映されて締め。鳥肌立ちました。

オールライダー映画ではなくなって、正直寂しい気持ちもあるんですが、伝えたいメッセージはハッキリと描かれててそこは本当に良かったなと。
何より、藤岡さんが主演として大事なことを真剣に伝えようとしてるなと感じられて、それは例年の路線じゃ描けなかったと思うので、45周年の今年にこの映画が公開されたことは意義あることだったと思います。


スタッフ・キャストの皆様、そして藤岡さん、本当にありがとうございました。

|

« アニポケXY感想・エルVSセレナ! 開け未来への扉!! | トップページ | ニチアサキッズタイム感想・2016/3/27 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

個人的には地獄大使が、己の存在意義を失う事を拒否して、アイコンを壊すシーンが胸に残りました。心から求めていた強大な力を得る事が実は自分ではなくなるという事、…命の大切さを説く為の補助線としてエゴとはなんぞやと考えさせられました

投稿: 永井 | 2016年3月26日 (土) 19時50分

ハッキリ重そうで動きにくそうな1号のスーツで
あそこまで動ける次郎さんはやっぱ凄いなとも思いました

ショッカーとノバショッカーの対決や
ノバショッカー内でのトラブル以外で倒された怪人には
全て1号が倒すか勝機を作るかなどで関わってる辺りも
流石だと思いました

投稿: kivaxtuto | 2016年3月26日 (土) 22時22分

コメント返信


>永井さん

本郷が自分に助けを求めるタケルに頼るなと叱咤したのは、アイコン、他者の力を求めた地獄大使やウルガと対比させるためでもあったんだろうなと。
エゴの為に動いてる奴に命を大事にはできない、教室で語ったことにもエゴという言葉がありましたので、それも命を語る上では外せないことなんでしょうね。

>kivaxtutoさん

1号の動きも素晴らしかったです。
シャンゼリオンでは100kgのスーツを着たなんて話もありますから、次郎さんも生ける伝説です。

ゴーストとスペクターだけで敵を倒さないところはこれが1号の映画なんだという意思表示と貫禄の表れなんだなあと思います。

投稿: んがよぺ | 2016年3月28日 (月) 00時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1078701/64656777

この記事へのトラックバック一覧です: 仮面ライダー1号感想:

« アニポケXY感想・エルVSセレナ! 開け未来への扉!! | トップページ | ニチアサキッズタイム感想・2016/3/27 »