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2015年7月16日 (木)

破壊の繭とディアンシーについて改めて

今週はアニポケXY本編はお休みで昨年の劇場版の放送。
自分の地域はテレ東系映らんしhuluでは映画は配信しないしだったらDVDで見ちゃえばいいやと思い、明後日公開の映画を前にもう一度昨年の劇場版を見てみました。

「破壊の繭とディアンシー」
去年も感想記事書いているけど改めて思ったことを書いておきます。

※昨年の記事はこちらこちら



・ディアンシーの成長物語

メレシーたちが住むダイヤの国。それが滅びるかも知れないという危機もそれを救える力があるという使命の重さも理解していないディアンシーが、サトシたちとの旅で友情を育み学んで、最後に国を救って終わるというのが、世間知らずだったお姫様の成長物語として綺麗にまとまってるなと。
旅の果てに究極の滅びと再生の力を持つポケモンに出会うというのも、滅びと再生について無知だったディアンシーの成長の終着点としてよくできた構成だと思います。


・ゼルネアスとイベルタル

ディアンシーに優しく語りかけるゼルネアスに対しイベルタルは全く喋らず一方的に攻撃してくるというのがいい対比になってました。
ゼルネアスからは神秘性と優しさを、イベルタルからは圧倒的な力と怖さを感じさせ、ポケモンは優しさや温かさだけじゃなく怖いところもあるんだということも描けてていいなと。

ゼルネアスは命を育む事の意味を語るのに、イベルタルが何も言わずに無差別に破壊を続けるのが、死や滅びが理屈を無視して突然やってくるという怖さを描いているようにも思える。
命を育むのには時間がかかるけど、死や滅びはそれを一瞬で壊すんだという怖さ。
そういう怖さを演出するためにイベルタルは喋らせなかったんだろうなと思いました。


・友情は消えない

ロケット団の要求でディアンシーが作ったダイヤが時間と共に消えてしまう演出も、いつか命に終わりが来るという意味も含んだものかも。ダイヤを作らせた場所が時計台だけにそんな想像もしてしまう。
どんな命にもタイムリミットがあって永遠ではないと言っているような。

しかしユリーカにプレゼントしたダイヤは最後まで消えることなく、友情の証としてディアンシーの元で残ることになった。
命は終わりが来るけど育まれた友情は消えない。
ダイヤ一つに命と友情、2つのテーマを託して描いたのが今作の良くできてるところだと思います。


・メガシンカの説明不足

友情のダイヤがディアンシーのメガシンカというクライマックスに関わる大事なアイテムになってるのに、この映画を見ただけではメガシンカの意味が分かりづらいのは本当に惜しいなと思う。

メガシンカの仕組みはポケモンファンなら説明不要でも、ファンでない人でもすんなりその意味が理解できる工夫は欲しかったな。そういうことができてこそ良い映画だと思うので。

カルネvsガンピ、サトシvsアヤカとメガシンカポケモンのバトルはOPで描かれているけど、これだけでは何が起こってるか何故メガシンカができるのかの説明としては不足していたと思う。
それこそ恒例のOPナレーションの中で一言でも説明があってよかったんじゃないかな。


・破壊の繭というタイトルのミスマッチ

最初にメレシーのダイイがゼルネアスのことを語る時に大破壊のことも話していて、ここでイベルタルの存在を匂わせているけど、次にイベルタル=破壊の繭のことが語られるのはオルアースの森に着く直前。
タイトルになってるものが実際には物語終盤にしか関わりがなくて、破壊の繭よりもダイヤの方が印象的なアイテムとして物語全編に渡って関わっているというこのミスマッチも今作の惜しいところだと思う。

タイトルをダイヤに関連したものにするか、それともこのタイトルでやるなら破壊の繭の存在をもう少し早めに意識できるシーンを入れて欲しかったな。





記事後半2つの文句は、改めて見てもどうしても気になってしまうなあ。
それを除けばディアンシーとサトシたちの旅の様子、一緒に食事やショッピングをしたりと楽しいシーンや、ディアンシーのピンチを救い励ますシーンとか心が温かくなるところいっぱいあるから、決して悪い作品ではないと思うんだけどね。

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