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2012年7月18日 (水)

ポケモン映画2012感想

劇場版ポケットモンスター15周年記念作品
「キュレムVS聖剣士 ケルディオ」と
「メロエッタのキラキラリサイタル」
を本日ようやく観ることができました。

ああやっぱり平日の映画館は寂しい。公開初日に観たかったですよ本当に。
まあそんな寂しさは別として今年も楽しませてもらいました劇場版ポケットモンスター。

以下ネタばれを含む感想となります。

「メロエッタのキラキラリサイタル」

短編劇場版が復活したことがまず嬉しい。
ナレーションが状況を説明するだけでポケモンたちが何を話しているかはっきりと分からなくても、演出とキャストの演技でポケモンたちの感情が伝わってくるしポケモンたちが凄く可愛く見える。
これこそ短編劇場版の醍醐味。またスクリーンで見られることができて本当に良かった。

メロエッタのためにメロディベリーを探すという話で、そもそもメロディーベリーを無くした原因はニャースなんだけど、それでニャースが責められるわけでもなく悪者がいないのが平和でいいな。
みんなで力を合わせてメロディーベリーを探して最後にメロエッタの歌を聴くというただそれだけの話なに、その過程でポケモンたちそれぞれの可愛さ・魅力を見せているのが素晴らしい。
懐かしいポケモンたちがたくさん見れてニヤニヤしてました。特に何が起こっても微動だにしないグレッグルに一番笑わせてもらった。
 
忘れちゃいけない主役のメロエッタ。
キバゴとズルッグがメロエッタを励まそうとして喧嘩が始まっちゃって、逆に2匹がメロエッタに面倒を見てもらうシーンが印象に残った。
テレビシリーズのメロエッタは守られる存在でか弱い感じだったけど、こっちだとちょっとお姉さんぽくて自分が辛くても周りを気遣う強さもあるポケモンに見えてちょっと意外だった。


「キュレムvs聖剣士ケルディオ」

本当にこの作品はシンプルで、ポケモンアニメの良心がギュッと詰まってるんじゃないかな。
調子に乗ってる若者が挫折し再び立ち上がり大事なことを学んでいく。
サトシを始めトレーナーの子供たちで描いてきたドラマをポケモンのケルディオに当てはめて、それを描くために余計なものを入れずにとにかく分かりやすくした作品だと思う。
そのためにロケット団はセリフなしで端っこに映ってるだけとなってしまったがそれを除けは個人的には満足な内容でした。

嘘をついて恐怖を知って、仲間の大切さに気付いて覚悟を決めるというケルディオの変化を丁寧に描いてるのはもちろん素晴らしいとして、そのケルディオに向けられる視線も凄く良い。
ケルディオを教え導く3体の聖剣士は常にケルディオの心を見てるし、敵として戦ったキュレムまで彼の心を見抜いていたのが良かった。
戦う若者の心を大人たちが見ていて、大事なことに気づけばそれを賞賛してくれる。
凄く単純でそしてとても大切なことがケルディオと彼を囲むポケモンたちで描かれてる。

ケルディオの心に気付いたのはポケモンだけじゃなくサトシもだ。
ケルディオの恐怖に気づいて励ましたのが凄く良かったがそれ以上に印象に残ったのがケルディオが嘘を告白した後サトシの口元がアップになったシーン。
これはサトシが何かを言いかけてそれを飲み込んだように見えたんだけど、そうだとするとこのサトシの行動は何を意味してるんだろう。
サトシも挫折から始まってる子供だからケルディオの恐怖を誰よりも理解できてしまったのかも。
それで何を言うべきか一瞬迷って口に出す言葉を慎重に選んでいた・・・というのが現時点での解釈。
このシーンは自分にはなんか凄く意味深に思えてしまったんだよね。

ケルディオ関連以外でも良いと思ったところがあって、昨年はいまいち良いところなかったアイリスとデントが今年はだいぶ”馴染んでる”感じがして良かったな。
デントのソムリエっぷりが駅弁購入時も町を脱出する時も如何なく発揮されてたし、キュレムについて話すアイリスは竜の里出身という彼女のバックボーンが生かされていてニヤリ。

OPの電車内でみんながはしゃいでるシーンとOP明けの駅弁を買って慌てて電車に乗る一連のシーンは旅行をしてる家族みたいで微笑ましかったな。
湯山監督曰くポケモン映画は夏休みに知らないところへ遠出しているような感覚という話を聞いたことがあって(うろ覚えなので間違ってたらごめんなさい)、まさにこのシーンは「夏休み」を感じられる温かいシーンだったなと。

2作品ともとにかくシンプル。この一言に尽きる。
それぞれ何を描くか焦点を絞ってとことん無駄を省いてるというのが今年のポケモン映画の印象でした。
けどその絞った焦点にあるのがポケモンの一番の魅力なんじゃないかと自分は考えている。
今年は公開初日に観れないということもあって極力事前情報を入れずに観たのでこんなシンプルになるとは意外で、そしてそのシンプルさの中にポケモンの魅力を再確認できてとても良い体験でした。

今年もありがとう。そしてまた来年もよろしく。

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コメント

此方ではお久しぶりです。(◎´∀`)ノ
勿論毎週感想の方を拝見はしていますし、違う分析をされておられ毎週成程を思わされれっぱなしなのですが、映画ということで巻き戻して台詞や映像を再確認できないこの状況下で今回はかなり苦戦させられました。そうした中でサトシの口元アップのシーン、勿論覚えてはいましたがこれをどう表現するかがうまくまとまらなかっただけに拝見して成程と考えさせられました。ケルディオの痛みが自分のことのように分かり合えるから、自分もそうしたことを経験してそのことがあっていまに至るとわかっている彼ならば、そうしたこともあり得そうですね

その一方でシンプルさには僕も気が付きました。短編のメロエッタもケルディオも非常にわかりやすく描写されていて湯山監督が伝えたいことや、見てほしいところ、楽しんでほしいところもより伝わったのだと思います。

僕も来夏の映画楽しみです。

それでは

投稿: スモッド | 2012年7月25日 (水) 10時01分

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