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2011年7月16日 (土)

黒と白どちらを観ますか?

どっちを観ても良い。両方観て違いを探す楽しみもあるけど基本的に片方を見ただけでも十分だと思う。
まあポケモンが好きでしょうがないおバカさんの自分は両方見てきてしまったわけだが。

そんなわけで「ビクティニと白き英雄レシラム」そして1時間程あいてから「ビクティニと黒き英雄ゼクロム」を2作品続けて観てきました。

今日発売のこのCDを聞きながら感想を書いていこう。

松本梨香が歌うポケモンソングベスト 松本梨香が歌うポケモンソングベスト

アーティスト:松本梨香,サトシ,POKEMON FRIENDS
販売元:メディアファクトリー
発売日:2011/07/16
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※ここから先は映画の内容の核心に触れることが書かれています。

ネタバレ含むので反転。

・ゲームそのまんま?
おそらくこの2作品は歴代のポケモン映画でもっとも原作ゲームの設定に忠実な、
シナリオは同じで主人公の前に現れるポケモンが違うというポケットモンスターシリーズ最大のアイデンティティを、
同日公開の2つの映画という形で再現した作品だと思う。
本編のゴチルゼルとランクルス以外にも、アバンタイトルやEDで映ってるポケモンがちがう。
そしてレシラムとゼクロム。白き英雄ではレシラムがサトシの味方でゼクロムが敵対。黒き英雄はその逆だ。
まさにゲームの主人公、もといゲームのユーザーが遭遇する状況そのままだ。

湯山監督はポケモンをアニメ化するにあたりゲームそのままを映像化するつもりはなかったそうで、その湯山監督が舵取りをしながらここまでゲームそのままな映像ができてしまったことにまず驚いてる。

それでもやっぱりこれはポケモン映画だったと思う。

・これがポケモンの主人公サトシだ
今作では伝説のポケモンがサトシを認めて味方するのだが、サトシがそれに値する大層なことをやったのかというと、サトシはただ1体のポケモンを想っていただけだ。
ビクティニが城から離れることができずずっと孤独の中で生きていたことを一番に理解し、ビクティニの海を見たいという願いを叶えようとしただけだ。
サトシとは、
バトルで勝ちまくる強者でも悪を成敗する正義のヒーローでもなく、
ポケモンを想いポケモンのために必死になれる、
その想いだけで伝説のポケモンを味方にできちゃう力がある、
その想いこそサトシの真実であり理想、
サトシってこういう奴なんだって、それを存分に魅せていたのが今回の映画だったと思う。

・アイリスとデント
だから一緒に旅してるのにアイリスとデントの出番はちょっと物足りないと感じる。
けどテレビシリーズでの2人は、特に最近ははっちゃけすぎて強烈な存在感を放っているし、ゲストを立てるためにはこの映画の2人はおとなしめの方がちょうどいいのかもしれない。

・ゲストキャラ
町長であるモーモントがジャンタには頭が上がらないのが面白い。話し方からして幼馴染かな。
バトル大会開始前の演説でもジャンタを見ていたし親しい間柄なんだろうね。

ドレッドは大地の剣を動かしてデカイことをやってるようで、動機はただ母の夢をかなえてあげたかったという、始まりは小さなことだった。
つまりサトシと一緒。ただ一つの想いで行動できる人物という事だ。

カリータはドレッドと会った時の声が嬉しそうだったことや、物置に閉じ込められたサトシにドレッドを許して欲しいというあたり兄にべったりなブラコンなのかも。
ドレッドを止めようと戦うのはジャンタのゴルーグであり、カリータのサザンドラは戦いに参加してないし。

・ポケモンたち
テレビには未登場のポケモンも含め多くのポケモンたちが動いてる姿が見られるのはやっぱり嬉しい。
エモンガは勝手にボルトチェンジするしポカブは相性が不利な相手と戦うしズルッグはバトル慣れしてないから見学だし。
この辺テレビシリーズを見てるといかにも彼ららしい行動で安心するしニヤリとできる。
迫力あるバトルシーンも良いけど、自分は木の実をみんなで食べてるシーンが好きだ。
チョロネコは皮を剥きチラーミィは拭いてから等それぞれ違う食べ方になってるのが個性あって良かった。

・マカロン
毎年なにかしら食べてる描写あるけど、今年は透明のビクティニがマカロンをキャッチし食べるシーンとか、マカロンが少しずつかじられて消えていく描写がやけに力入ってた気がする。最後にまたマカロン出てくるしね。
木の実といいマカロンといい、今年は食べることを丁寧に描いてる気がする。
とりあえずビクティニがマカロンをおいしそうに食べてるから自分も食べたくなった。

・ビクティニ
とにかく色んな表情を見せてくれて可愛いのなんの。
けどその可愛さに似合わぬとてつもないパワーを持ってるがまた魅力的だ。
ビクティニが見た夢の中の季節の移り変わりや王さまとの別れは、ずっと抱え続けた寂しさがよく表われていたと思う。
寂しさを癒すためにサトシは手を差し伸べるけど、最後にその孤独を破ったのはビクティニ自身だったね。
レシラムとゼクロムでも壊せない守りの柱を破って自由になれたのはビクティニの勇気がもたらしたことであり、それこそがビクティニの本当の力だったんだと思う。

・ロケット団
ビクティニを狙って失敗するというよくあるパターンだがホッとするねえ彼らがいると。
テレビだと最近はずっこける前に自主退場していくから、失敗して凹んで、でも良い感じと言ってる彼らが久しぶりに見れて良かった。

・EDが示すもの
アパンタイトルで左右に分かれ道があり、両作品でそれぞれ別の道を進むが、EDでは選んだのとは別の道から元の分岐点に戻ってきている。
どの道を選んでも行きつく先は同じ、あるいはどの道を選んでも想いや夢は変わっちゃいけないという事を表してるのかね。

竜脈によって潤った大地でみんなが遊んでる様子が映るが、ドレッドが目を覚ますと大地は元の姿になってる。
レシラムとゼクロムでさえ竜脈の力には敵わなかったし、大きな力を利用するなんておこがましいこと、力に頼った夢物語はあり得ないという事か。
けど竜脈が暴走する前に少しだけ水が溢れていた。あれだけは夢ではなくドレッドの願いをかなえるための足がかりになるんだろう。

ぶっちゃけて言えば2作品の違いはOPとEDに集約されていて描かれてるドラマは同じ。
もっとはっきり分かる違いをたくさん出してほしかったというのが正直なところ。
けど2作品同日公開というとんでもない挑戦をしたという事、そしてサトシの存在感ある作品になってたという事で自分にとっては十分価値ある作品だった。
ちょうど同じ日に上記のCDも出てるしね。サトシを応援し続けてきた者としてはこんなに嬉しいことはない。
さて2回目はいつ見に行こうかな。

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コメント

サトシはウォーグルやバルジーナを知っていましたが
TV版にこの2匹が登場した時のサトシの反応が気になります。

エモンガがボルトチェンジで反則負けになってしまいましたが
ドンバトルも1VS1なのでマズくないっすかね・・・

そういやカリータはサトシの事を呼び捨てでしたね。
こういうキャラって大抵「サトシ君」と呼ぶ者だと思ってたので。

ピカチュウのバトルは黒ではアイアンテール、白では電光石火が
ゴルーグのバトルは黒では破壊光線、白ではジャイロボールが
強調されてましたねぇ~

そういえば封印の石に会いに行く際に
黒では崩れ行く道をミスなく進んでいましたが
白では底に落ちそうになってましたね。

投稿: kivaxtuto | 2011年7月16日 (土) 19時57分

書き忘れましたがマカロンはデントが作ったんですね!
てっきりここのお土産だと思ってましたよ。

投稿: kivaxtuto | 2011年7月16日 (土) 20時15分

連コメ大変失礼します・・・
ゼクロムの渋い声とレシラムのイケメンボイスは
両方好きですがどちらかといえばレシラムの声が好きです。

いつもの理屈で言えばビクティニが喋ると思っていたので
個人的には新鮮感がありました。

投稿: kivaxtuto | 2011年7月16日 (土) 21時39分

こんばんは、ゼノンです。

私は映画公開日に「ビクティニと黒き英雄ゼクロム」、「ビクティニと白き英雄レシラム」の順番で、2作品続けて観てきました。

・アイリスとデント
アイリスとデントの出番が少なかったですが、サトシとドレッドの対立を印象付けるためには、しょうがなかったのかなと思います。

・ビクティニ
サトシを助けたいという理想を持って、覚悟を決めて護りの柱に向かっていき、勇気を振り絞って護りの柱を破り、孤独から自由の身になることを真実にする。
ビクティニは、自分自身に勝つことができたのだなと思いました。


投稿: ゼノン | 2011年7月17日 (日) 20時07分

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