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2010年9月10日 (金)

ポケモンぴあを読んでみた

ぴあMOOKポケモンぴあ本日発売。

表紙の「大人も遊べる!ポケットモンスターブラック・ホワイト特集」の一文が印象的だけど、
ブラック・ホワイトに限らず過去のポケモンシリーズも十分大人にも楽しめる内容になってると思うけどなあ。

それはともかく、楽しみにしてた対談・インタビュー記事の感想を。
ネタばれ注意と言っておく。

まずは増田部長とAKB48の北原さんと指原さんの対談。
一番興味深かったのは北原さんも指原さんも初代でポケモンの世界を知り、
金銀でポケモン世界に夢中になり、R・Sは遊んでいないということ。
初代~金銀で夢中になって第3世代R・Sで一度離れるって流れはポケモンブーム世代の多くの人にとって共通項なのかな。
自分はR・Sでさらにポケモン世界の深くまで進んじゃったけど。
自分のようにポケモンにべったり張り付いてる奴なら当たり前のように知ってる情報も2人は知らなくて、
それを増田さんから教えてもらって驚いてる2人の反応が新鮮というか微笑ましかった。

増田さんが語った「イッシュ地方」の意味、いろんな人種が集まって「一種類に見える世界」だそうだ。
イッシュ地方のモデルはニューヨークで、確かにあの都市にはいろんな人種が集まっている。
色々なものが集まってひとつになる、それがブラック・ホワイトのテーマなのかも。

次は杉森さんをはじめとするグラフィックデザイナー4人の対談。
印象に残ったのは、一からゲームを作るのが今回初めてという井部さんと田上さんの二人が、既に公開されてる新ポケモンの何体かをデザインしたということ。
ポケモンはゲームフリークのベテランスタッフばかりで作られてるってイメージがあったけど、
新しいスタッフもどんどん育っているのはよく考えれば当たり前のことで、
作り手の方も新しい世代へ変わっていってるんだなって思った。

新御三家、ツタージャ・ポカブ・ミジュマルはそれぞれ「洋」「中」「和」のイメージでデザインされたとは驚き。
増田さんが言ったいろんな人種が集まるということがポケモンのデザインでも意識されてるんだな。

採用されたポケモンの3倍の数の没ポケモンがいるって、ポケモンをデザインするってとんでもなく苦労するんだな。
ポケモンのデザインに難癖付ける声もあるけど、これを読んだらとてもそんなこと言えないよ。

最後は㈱ポケモンの石原さんのロングインタビュー。
アニメのことにも触れているが、先日のCEDEC2010の講演でも言ってた通り、ポケモンのアニメ化は大変だった、というか苦い思いを抱いてるように感じた。
毎週当たり前のようにポケモンアニメを見れるってのは、実はとてつもない奇跡の上で成り立ってるのかもしれない。

㈱ポケモン設立後のゲームプロデュースについて、
「赤・緑」に対する「青」や「金・銀」に対する「クリスタル」が当初は企画になかったのに、
「R・S」に対する「エメラルド」は最初から出すことが決まっていたこと、
ポケモンを出すことでハードの普及を促進する力があることを話していた。
やっぱり戦略的な部分が強くなっているんだなと改めて実感した。

最後に、インタビューの最初と終盤でポケモンの「交換」の機能について触れられていた。
ポケモンゲームは専ら「対戦」のことばかり注目され意見が交わされるけど、
石原さん、ポケモンが一番大事にしたいのは「交換」のほうなのかもしれない。
だとすれば、作り手とファンではポケモンの認識に大きなずれがあることになるけど・・・・

それでもポケモンは変わらずに特異な存在を維持し続けるのかもしれない。

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コメント

 ポケモンぴあ、近所のコンビニの棚に並んでいましたので、
密かに軽く読ませていただきました。部外者といえど気にはなる存在ですし、
何より、並んでいて一目で分かる、目立つ表紙とあっては、
分かる人ならば、手に取らざるを得ないというものでしょうしね。

 一通り見た印象としましては、しばらく離れていた人でも、
ポケモンの「今」が軽く掴めるよう、濃い目になり過ぎないよう、
気をつかった内容になっている感を抱きました。
B/Wで、初めてポケモンに触れる人、長くポケモンから離れていた人、
こうした人達に向けているのだろうなと。

 ただ、私がひとつ引っかかったのは、最後の石原氏のインタビュー。
石原氏のインタビューは、ことある毎に目を通していますが、
私は、あの人のポケモン観には、どうも何か、相容れないものを感じてしまう。
もちろん、石原氏がポケモンを統括している身の上である以上、
公の場や媒体では、口には出来ないことや、
統括している立場からの視点、見えるものというものもあるでしょうから、
インタビューに出ている事が、氏の考えの全てという訳でもないでしょうし、
石原氏の指導と、手腕があったからこそ、
ポケモンが安定を得たことも、事実なのですが、
あまり公の場で、声を大にして言うようなものではない事を承知で、
それでも、多少上品に言わせていただくならば、
世間的にはポケモンが、ディズニーやサンリオの比較対象になっているという現実、
「そういう世界での展開と活躍」を、少なからず望まれているという現実を、
石原氏におかれましては、少しは直視し、認めていただきたいと、
手前勝手ながら考え、望んでいる次第です。

 我々はキャラクター商売をやっているんじゃあない、
そう思われては困る、考えてもらっては困ると言ったところで、
外側にいる者から見れば、ポケモンもまた、キャラクター商売をやっていると見られている。
この事実と現実を、ポケモンはきちんと受け止めて欲しい。
きちんと見つめ、受け止めた上で、「すべきこと」をして欲しい。
私は、今もそれを望んで已みません。

投稿: ニドリーノ博士 | 2010年9月11日 (土) 04時33分

コメント返信:ニドリーノ博士さん

この記事に限らず、過去に石原さんが語った言葉も見た限り、
石原さんはポケモンの持つ可能性・特異性を誰よりも理解しそれを大事にしたい、守り抜きたいという強いこだわりがあるように思います。

だからこそ、本当は新しいこと・今までやらなかったことに挑戦することでさらに広がるポケモンの可能性に気付きながらも、それに踏み出すのを躊躇している、
こだわりがジレンマとなり石原さん自身を縛っているような印象すらあります。

ポケモンはほかのキャラクター商売とは違うんだと、
一ファンの感情としてもポケモンは特別なんだから他の何物とも比べるなと言いたい気持ちはありますが、
そういう主張は結局、ポケモンの、ポケモンだけの良さを認めてもらう力にはならないのではないか。

比べられてるという事実を受け入れることで、
じゃあポケモンは比べられてるそれと何が違うのか、
それにはないポケモンの良さって何だろうということに気づけば、
ポケモンがするべきこと見えてきて、
「ポケモンはこういうものだ」という主張も力強く響くのかなと思います。

コメントありがとうございました。

投稿: んがよぺ | 2010年9月11日 (土) 14時50分

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